【感想】天地明察(1)

冲方丁, 槇えびし / アフタヌーン
(64件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
25
18
11
1
0
  • とても読みやすいです

    小説を読むのは時間がかかりそうな気がしてしまいこちらを読んでみました。
    コミカライズというと絵が残念なイメージがありましたがこの作品はとても綺麗なタッチでよかったです。
    お話も読みやすく続きが気になりました。

    表紙が素敵なのも漫画好きには嬉しいポイントです。
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    投稿日:2013.11.27

  • 数学に心奪われた碁打ちの物語

    映画化も果たした、冲方丁の時代小説『天地明察』。江戸時代、幕府での碁打ちを務めていた渋川春海の生涯を描いた作品ですが、その物語を見事にコミカライズしたのが本書です。

    類まれな碁の才能を持ち、碁の指導者として幕府に使えていた渋川。しかし、彼は算術と呼ばれる当時の数学にも傾倒していました。そして、算術の天才として知られる関孝和の存在を知り、数の生み出す世界に深く深く潜り込んでいくようになります。

    江戸時代の数学という、ともすればマニアックな内容になってしまいそうなテーマですが、細やかな心理描写や丁寧な物語運びで、事前知識などないままに読み進めていくことができます。

    素人にはイメージしがたい算術の問題をイラストによって補完できるのは、漫画ならではの愉しみ。冲方丁の名作を、新しい形で味わうことのできる作品です。
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    投稿日:2016.01.07

  • 今までの自分が読まなかったタイプの本

    派手な事件が起こらないのに続きが気になります。主人公の柔らかい表情もステキです。

    投稿日:2016.07.02

ブクログレビュー

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  • asaitatsuya

    asaitatsuya

    江戸時代に自力で暦(大和暦)を作り、平安時代以来となる改暦を達成しt渋川春海の半生を描いた作品。数学が得意で、当時の日本における第一人者である関孝和とのライバル関係も描かれる。

    投稿日:2019.07.26

  • nonbe777

    nonbe777

    小説はもとよりゲーム、アニメ、漫画原作などマルチに活躍する異才、冲方丁 (うぶかたとう)の初の時代小説にして、本屋大賞・吉川英治文学新人賞など 数々の賞を受賞したベストセラーを完全漫画化! 江戸時代初期、日本独自の 暦を製作した渋川春海の山あり谷あり、囲碁あり算術あり天文ありの人生を実 力派絵師・槇えびしが爽快に描く! 2012年秋、映画全国ロードショー!続きを読む

    投稿日:2018.11.20

  • かぶ

    かぶ

    原作は上下巻、漫画は全9巻。完結済み。江戸時代の、日本初の独自の暦を作成した中心人物が主人公。
    根っからの文系で数学は非常に苦手ですが、のめり込む勢いで読めました。
    作画はとても世界観に合っている。
    登場人物の総じて魅力的。
    主人公に多大な影響を与えることとなるおじいちゃんズ。
    狂言回しさながらに、そこに居らずして主人公を突き動かす人物の使い方もお見事。
    暦がどうなるのか、主人公は願いを果たせるのか。
    そんなものはこの現代、概要だけでいいならネットで調べればすぐに判る。
    だが、その経緯を如何にして読者の心を掴むように見せるか、読ませるか。その難しいミッションを過不足なくこなした本であると思う。
    おすすめ。

    追加:原作読んでみました。
    内容と展開、科白まで殆ど原作と同じです。ただ、最後の最後の最後の〆方が違いました。どちらがいいというわけではなく、漫画は漫画なりのニーズに合った感じの〆であり、回帰的ないい終わり方であると思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.12.23

  • へきくう

    へきくう

    漫画でも難しく感じるのに、これを最初に小説で読んでも私は全く理解できないだろうなぁ。直角三角形に内接する等円が2つ。この円の直径はいくらか?という問。解は七分ノ三十寸(30/7)漫画家+担当の解説を見ながらならなるほど!と理解できた。三角形の比と補助線、x、y、rと使ってたのは現代ゆえだろうけど、後者の置き換えを昔の人はどうやっていたんだろう?いろはを使った?●や▲などの記号を使った?考えながら読んだせいか、1冊読むのに時間かかったわ(笑)理数科の人が好みそうな、そんな作品。続きを読む

    投稿日:2015.09.12

  • hideboh

    hideboh

    全巻
    碁、星、暦、算術、かたくて面白みの無さそうなものを、うまくからめている。もとが小説なので、出来がよく、面白い。

    投稿日:2015.09.01

  • ara

    ara

    定時制高校で外国人学生の授業のお手伝いをしていたことがある。
    学生の頃から私は算数・数学が大の苦手だったけど、この体験を通して初めて面白いと思えた。
    日本語がイマイチな学生たちが真面目に勉強に取り組むと、まず最初に点数に結びつくのが数学なのだ。

    なんて平等。
    言葉がいらない世界はあるのだ、と感動すら覚えた。
    私が中間や期末に頭を悩ませていた頃、数学はいつも正体不明の壁だった。
    だけど本当は、数学の世界は数字という共通言語で構成された、シンプルで綺麗な世界だった。

    そんなことに丁度気づいた頃に出会った漫画。
    漫画で3巻まで読んで、小説で読みなおした。
    読んでいない部分は小説も面白く感じたけど、視覚的になった分だけ漫画の方が全体的に面白いかな。
    続きを読む

    投稿日:2014.02.10

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