【感想】妖精作戦

笹本祐一 / 創元SF文庫
(58件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
8
12
20
3
5
  • 元祖ライトノベル

    高校生たちが工作員さながらの活躍をしながら国際的秘密機関と渡り合う話
    忍者の末裔、メカニック、情報屋、探偵、未だ特技のない主人公
    何はともあれ一生懸命なキャラクターが魅力的で読んでて気持ち良い

    まだ1巻のためかSF方面の話は殆ど進んでいないため今後に期待
    それにしても約30年前に書かれたとは思えないほど今のライトノベルに設定と文体が近い
    続きを読む

    投稿日:2013.10.08

  • 笹本祐一デビュー作(^-^)/

    朝日ソノラマ文庫レーベルにて出版されていた作品です。同一レーベルには菊地秀行の吸血鬼ハンターDや千葉暁の聖刻1092、神野オキナの南国戦隊シュレイオーなどといった人気作もありましたねー。懐かしいです。

    NHK―FMの青春アドベンチャーという番組にてラジオドラマで放送されていたのがこの作品との出会いのきっかけです(ラジオ版はかなりキャラがいじられていましたねぇ)。

    リアルな部分はとことんリアルを追求していて、巨大潜水艦や宇宙船、宇宙ステーションなどが荒唐無稽なのに生々しい印象が残っています。

    ストーリーはノンストップなドタバタ劇的な展開で、一目惚れな女の子のためにドンドンと事態に首を突っ込んでいくのが読んでいて楽しかったですね。
    「とある魔術の禁書目録」などが好きな人は合うのかもしれないですね。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.14

  • 記念すべきデビュー作

    笹本祐一先生の朝日ソノラマ文庫での記念すべきデビュー作です。
    超能力モノ、SF好きでまだ未読のかたには特にオススメ!
    近年のラノベのような派手な戦闘描写等は少ないものの、個性的なキャラやストーリーにぐんぐん引き込まれること間違い無しです。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • 今一でした

    あまり面白くありません。自分は「ミニスカ宇宙海賊」を7巻と、「星のパイロット3 ハイ・フロンティア」を読んでますが、かなり落ちます。処女作なので仕方無いのかも知れません。

    主人公達は市井の高校生の筈なんですが、モトGPのチームクルーのようなバイク作成技術を持ち、モトGPのライダーのような運転技術と、潜入工作員顔負けのスキルを所持しています。クリフハンガーの連続なんですが興奮できないです。ラストの戦闘だけは面白かったです

    いい所は科学描写がしっかりしている事です。ライトノベルだと、ちゃんとSFしてる作品はほとんどありませんから。

    では2013年という現在にこの作品を読む価値がどこにあるかというと、ライトノベルの草分けがどんな作品だったのかを知る、という事になるんじゃないでしょうか
    続きを読む

    投稿日:2013.12.06

  • 朝日ソノラマの学園青春ものの白眉

    中学生の時に初めて読んで現代の言文一致体に、まず衝撃を受けた。今じゃ普通のことだけど、当時はまだ珍しく、それまでは少年少女向けのお行儀のよい物語ばかり読んでいたので。
    当時の最先端であるスペースシャトルや超能力が小(?)道具として登場するけど、SFとして読むのではなく、学園青春ものとして読んだ方が良い。
    確かに古い作品だし、ARIELのような派手さはないけど、現在でも十分楽しめる作品。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.04

  • 行き当たりばったりの冒険劇

    友達の為に危険を省みず危険な場所に飛び込んでいく、しかし彼らの好奇心が
    活路を開いていくやがてその先に辿り着く物は天国か地獄か友達の笑顔か
    青春ドタバタロードムービー第一段

    投稿日:2013.09.24

ブクログレビュー

"powered by"

  • pbh23864

    pbh23864

    ライトノベル、という言葉すらなかった頃のライトノベル。
    あちこちのレビューでもいわれているが、脇役の万能っぷりが凄まじい。

    高校生スペックを遥かに上回っている。

    展開も色々ぶっ飛んでいるが、話としては面白い方かと思う。続きを読む

    投稿日:2022.09.11

  • talkingman06

    talkingman06

    このレビューはネタバレを含みます

    有川浩の解説を読む為だけにもこの本はkindleではなく実本で買う価値があると思う。

    『ラストレター』のラストに関してはブラックラグーンの
    「世界がほんの少しだけ優しければ彼と彼女は幸せに暮らしただろう、でもそうはならなかった、ならかったんだよロック」
    「だからこの話はここでお終いなんだ」
    が見事にハマるなあと。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.03.18

  • cidenon

    cidenon

    『妖精作戦』は1984年の作品で、ライトノベルの先駆けとも言われ、有川浩さんなどの多くの作家に影響を与えたという。
    また、4巻あるシリーズのラストは当時読んでいた若者たちの間で物議を醸したそうだ。
    2011年の創元SF文庫復刊版では、有川浩さんが解説を務めた。

    先に、悪かったところを述べておこうと思う。
    この作品は笹本さんのデビュー作であり、加えて、先駆けだろうがなんだろうがラノベはラノベである。
    だから、文章は上手ではない。
    三人称視点と一人称視点が混ざり合っていたり、段落を変えずに違う人物の視点に変わったりするため、読みづらい。
    また、心理描写がとにかく少ない。
    せっかく魅力的なキャラクターたちなのに、何を考えているのかがわからない。
    この点に関しては、今のライトノベルの方が長じていると思う。
    ヒロインが主人公に恋していく様子とか、主人公の青臭い哲学とかが存分に書かれているからだ。
    レビューで評価が高い人の一部は、若い頃に一度読んだことがあって、その時の懐古の思いに引っ張られているように見受けられる。

    次はいいところについて。
    何よりも評価したいのは、物語の密度の濃さだ。
    主人公たちは学校から始まってあちこちを駆け回ることになるが、その展開は早く、寄り道なくとにかく突き進んでいく。
    訪れる場所もわくわくするところばかりで、メインイベントがいくつもあるような感覚だ。
    今のライトノベルであれば、この第1作目だけで4巻分くらいになるのではないだろうか。
    そのくらい密度が濃い。
    キャラクターがかっこいいこともこの本の魅力のひとつだ。
    有川さんの解説のように自分を重ねることはできそうにないが、憧れにはなりうる。
    20代の私でさえ、真田や沖田のようにメカを操り、謎の組織を追いかけたり、逃げ回ったりしてみたいと思う。

    全体的に見ると、シリーズものではあるが、1冊としての出来はいい。
    無理な引き延ばしはなく、読後感もすっきりしていて、第1巻だけでも楽しめる。
    本作と同じ雰囲気を持つのであれば、続編も期待できそうだ。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.07

  • sorakiiro

    sorakiiro

    メカの話ばっかりだった印象。
    ラノベの先駆けということで読んだ。いかに画期的だったかはわかったが、私には合わなかった。

    投稿日:2020.07.25

  • ねえな

    ねえな

    私がソノラマ文庫を端から読むことを止めてしまった後にデビューしたのかぁ
    十代の時に手に取ったら、コバルト文庫みたいのは嫌っとなっていたかもな

    投稿日:2019.12.10

  • かえるのこ

    かえるのこ

    読者すら置いてく勢いで突き進む、話と登場人物がデビュー作ゆえのご愛嬌、といったところか。バイクも銃火器もヒコーキも詳しくないから何が何やら。

    なんだろう、あーるくんよんでる時と同じだな、そんなスペック抱えて高校生なんかやってないでくれ、というヤツらだらけなのにモチベーションは高校生なので話がつんのめってしまうのね。続きを読む

    投稿日:2016.06.07

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。