【感想】怪物が街にやってくる

今野敏 / 朝日文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 2.9
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  • 今野敏ファンが抑えておく一冊

    今野敏デビュー作。以降の作品の要素である音楽、武道、SF、推理などがほぼ詰まっている。まさに原点の作品と言って良いだろう。怪物というのはJAZZバンドのことであるが、それを起点として事件が起こっていく。作者が元音楽業で武術も嗜んでいることから、JAZZ演奏や格闘に関する描写が細かく、臨場感が伝わってくる。氏の原点を読みたいならいいと思うが、プロの作家となる前の作品だけに、最近の作品から入った場合やや荒く感じるだろう。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 荒いが熱い。

    ジャズ! ジャズ!! ジャズ!!! 4ビートやスイングはたまに聴きますが、これはやはり「怪物」なのでしょうね。生でないと分からないだろうなぁとしみじみ思いました。

    投稿日:2014.04.10

ブクログレビュー

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  • klotz

    klotz

    市立中央図書館より
    --
    再読。でもすつかり忘れてゐた。
    「処女航海」と「ブルー・トレイン」が秀逸。
    山下洋輔さんを彷彿させるが、音楽の描写ははるかに上手い。面白かった。
    解説は、関口苑生(えんせい)といふ、これも時々目にする人。著者のデビュー作だけあつて、著者の生い立ちや作品の周辺情報が過不足なく書かれた、よい解説だと思ふ。最後に
    「ともあれ、これはまさしく今野敏の原点である。どうか心してお読みあれ」
    とある。
    解説はこれでよいのだ。
    続きを読む

    投稿日:2017.07.09

  • poron330

    poron330

    今やミステリ作家として人気の著者であるが、氏の幻の(当時はきっとさほど売れなかったのであろう)デビュー本である。筒井康隆氏激賞とのふれこみであるが、筒井氏の大好きなジャズとSFが融合した小説なのである。それに今野氏が作家として世に出たのも、筒井氏が選考委員だった賞の受賞が大きかったようでまさに生みの親といっても過言ではない。今の今野氏の小説とはだいぶ雰囲気が異なるが、なかなか面白い短編集であった。続きを読む

    投稿日:2015.01.16

  • tatsumine

    tatsumine

    今を時めく今野敏のデビュー作。
    ジャズをテーマにスリリングにミステリアスに、時に時空を越えたお話を読ませてもらいました。

    投稿日:2012.05.11

  • 本屋のおっさん

    本屋のおっさん

    今野敏の初期作品集。ジャズマンを描く連作短編集。今野敏らしく、随所に格闘技もねじ込んであって、「いろいろ書きたい事を詰め込みました」感が、強い。

    投稿日:2011.04.07

  • ajiro080775

    ajiro080775

    ちょっといまいち。
    今野作品をはじめて読みましたが、
    最初に読むのはかなり不向きだったのでは
    とおもいました。

    解説に作家として初期の作品と書いてあり
    なっとく。他の作品に期待します。

    投稿日:2011.01.05

  • tammikuu

    tammikuu

    ジャズ、超能力、SF(これ苦手なジャンルなんだよなー)等、盛りだくさんすぎて、ポカン、なお話でした。
    ジャズを多少でも知ってたら楽しかったかも。

    投稿日:2010.10.31

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