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貴志祐介 / KADOKAWA (1001件のレビュー)
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総合評価:
ペンギンず
7
ジワジワと追い詰められる恐怖。
貴志祐介氏の初期傑作ホラー。 保険金の請求に、常軌を逸した行動で迫るサイコパスと、全編に漂うドス黒い雰囲気がたまらなくコワイ。舞台である京都の古都ならではの雰囲気も恐怖に拍車をかけていて、読後、つい周…りを見渡してしまう。 ちょっと痛い表現もあるので、苦手な人はご注意。続きを読む
投稿日:2013.10.19
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ぶたやろう
サイコパスとはなにかってのが分かる作品
サイコパスがじわじわと攻めてくる恐怖を描いた小説。サイコパスとは何かというのはwikipediaあたりを見るとわかると思います。実例が欲しければこの作品を読めばOK。 犯人の感情が全然わからないのがな…により怖い。共感もできそうもないし、分かり合える気が全然しない。 そんな忍びよる恐怖を楽しむ作品。スリルあるドキドキ感を味わいたい人にはいいかも。 ただ、犯人が超人化しすぎててそこは微妙かも。肉体的には只の人間なんですけどね。ちょっとあらゆる能力がブーストされすぎているのではないかと…。 あと「警察さんもっとちゃんと働いてください」ってちょっといらっとする。 全体的に暗い展開で、後味も良くないのでハッピーエンド大好き派にはあまりおすすめしません。 怖いものは苦手なのだけど、迫り来る恐怖や、襲われる不安の裏返しの期待に旨がドキドキする人に是非。続きを読む
投稿日:2013.10.22
くっちゃね村のねむり姫
6
怖いお話ですよぉ。でも現実の方がもっと…
映画ではゴーン・ガールが公開されています。これも女性が怖いです。でも、青酸カリで何人もの夫を殺したという事件があった直後では、そちらの方が怖くなりますね。現実がフィクションを超えてしまっている今の社…会の方が、ホントのところ恐ろしいのかもしれません。 さて、話の方は、主人公が保険会社に勤めているという設定のため、保険会社の内幕?っていうのものぞき見ることができて、とても興味深い物があります。実際にヘンな加入者もいるだろうことは想像するに難くありません。大変なんでしょうね。そして、保険という物は自分から入ると言うより、勧誘されて口説かれて加入する物だという指摘にも、至極納得できるものがあります。 ストーリー展開の方は、始めはゆっくりめなのですが、途中から俄然スピードアップします。ページをめくる手を休めることが出来ません。正直言うと、事の真相がわかりつつある中で、あまりにも主人公が無防備な点が、少々不思議なのではあります。何やってんだよぉ、危険が迫っていることがわからんのかい!と、突っ込みを入れたくなりますが、ま、それも小説ならではの所なのでしょう。サイコパスなんて信じたくはありませんが、実際には存在することも確かなようです。ひょっとして身近なところにもと思うと、背筋が寒くなります。そんな気分に浸りたい方は、是非どーぞ! 続きを読む
投稿日:2014.12.23
でんきぶらん
3
人は金のためならなんでもする。人間が一番怖い
映画化もされた貴志祐介のホラー小説。 映画はまだ見てないが原作が怖いと絶賛されてる理由がわかる。
投稿日:2014.07.08
九州男児
好き?…
ドキドキ感のある作品が好きなので、 この作品は結構、僕好みでした。 怖いです、ハラハラします。 ここ最近物騒な世の中…日本でも 実際に起きていそうな話しだけに リアル感が増しているようなイメージ。 読…み終えた後に暗い気持ちが かなり尾を引きました。 口直し的に、何か別の明るい内容の 本を読み始めたくなります(><@)続きを読む
先生の本棚
2
最恐です。
何と言う怖さ。 超常が限度を超えると、その作品は読者である我々にとっては「あちら側の物語」になってしまう。その時私たちは、対岸で燃え上がる火事を楽しむ見物客になってしまう。 『黒い家』はそ…うではない。 現実と非現実の境界部分で微妙なバランスを取りながら、どちらかに傾くことなく作品の最後まで走り抜ける。作品世界の生み出す毒で読者を蝕みながら、怒濤のラストまで描ききる。 貴志祐介さんは、凄い人だな。 こんな人がいれば、ホラー小説の世界にも、まだまだ才能が集まってくるでしょう。続きを読む
投稿日:2013.09.25
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ハルめめ
ただただ怖い。怪奇現象などが起きるホラーではなく、とにかく「人間」という生き物がとてつもなく怖い。壊れた人間ほど怖いものってこの世に無いと思う。映画もとても怖かった記憶。
投稿日:2024.05.20
てふうさ
保険会社で働く若槻が保険金殺人に巻き込まれていく話。若くしてそこそこの位置に就いているだけあってその真面目さや優秀さがある一方、精神的に熟達しきってない感じがよく現れており、それが主人公が葛藤している…部分と照らして違和感がなくすんなり読み進められた。vsキチガイ殺人鬼というよくある展開ではあったがその鬼気迫る迫力はさすが貴志祐介。怖い怖いと思いながらもページをめくってしまった。ただ相手さんの戦闘力高すぎませんか?その辺の説明がしっかりあればより納得感あったなぁと。続きを読む
kat1000
このレビューはネタバレを含みます
シンプルな話だな、と思った。 一言で言ってしまえば、暴との鬼ごっこ&タイマン。 今回の鬼は非常に戦闘力が高い。個人的には時計館以来の格闘家。 しかし著者お得意の死の追いかけっこは臨場感に満ち満ちている。さすが。 ただサイコパスとは言えども、さすがに見境なさすぎるというか、「そんな薄い動機でそこまで殺意を持ってしまっていたら何万人殺しても足りないのでは…?」という疑問に駆られる。しかしそんなことを思ってしまうというのは、平和な人間関係の中で生きている証拠なのだろうか?
投稿日:2024.05.19
さとし
この世で怖いものは人である、ということを強く感じた。 貴志祐介らしく、細かな描写を交えて迫りくる恐怖が表現されている。 狂気、不気味、不安。そんなスリルさがページを捲るごとに大きくなるのだが、そのヒ…ヤヒヤで続きが気になって読み進めてしまった。 現実世界にも起こり得る怖さで、余計に没頭してしまい、よりリアリティのある小説を読みたい方にはおすすめです。続きを読む
投稿日:2024.05.18
2086525番目の読書家
私がヒトコワ系得意ということもあり、そこまで怖くはなかったです。ホラーというよりアクションを感じる部分もありました。 緊迫感が好きな人にはおすすめの1冊です!
投稿日:2024.05.01
生活委員会
読めば読むほど怖くなり、不安感を覚えるのだが不思議と読む手が止まらなかった。 人への恐怖感がすごい勢いで増幅して行ってしまった。特段大きな事件、出来事ではない些細な日常の中に込められた狂気が日本のホ…ラー作品の代表的な描き方だと感じた。続きを読む
投稿日:2024.04.27
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