【感想】初恋ソムリエ

初野晴 / 角川文庫
(126件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
21
57
36
1
0
  • シリーズ第二弾

    シリーズ第一弾を読んでこれを読むには歳を取り過ぎたというのが感想でした。シリーズをまとめ買いしてしまったので、買ったのだから読みましょうと読み始めましたが、いい歳したおじさんが高校生が主役の青春ミステリで楽しんじゃいました。
    連作短編集なのでさらっと読めます。
    チカとハルタは2年生になりました。お笑いコンビのような掛け合いにもますます磨きがかかり和ませてくれます。
    話は結構重いものが多いのですが、二人の掛け合いでうまいことバランスがとれていて、気持ちの良い読了感です。
    少しずつ部員も増えて(しかも実力派揃い)きたし、これから先もっと楽しめそうです。
    しかし、よくもこれだけ超個性的な生徒を集められるなぁと感心してしまいます(笑)
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    投稿日:2015.10.28

  • チカ・ハルタたちと高校生活をおくりたかった(笑)

    ハルチカシリーズ第二弾。表題作「初恋ソムリエ」他3編収録。
    「初恋ソムリエ」。何だかシャレオツな響きだが、やっていることはバカバカしくて笑える(笑)。だが、バカバカしいことを真面目にやるところにユーモアが生まれ、そこから爽やかな風が吹くのがハルチカシリーズのいいところ。
    今巻も、チカ・ハルタ達の軽妙な会話とミステリー、そして吹奏楽の甲子園「普門館」を目指す青春が、絶妙なバランスで絡みあって、前作「退出ゲーム」に引き続き、最高におもしろい。
    読むと「自分も高校生に戻って、ハルチカたちと吹奏楽をしたい!」とつい思ってしまう、老若男女にオススメのシリーズ。
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    投稿日:2013.10.25

  • おにぎりの形が気になります。。

    ツンデレなクラリネット奏者、地学研究会のヘルメット美少女、自称・初恋ソムリエの男子生徒などなど、今回もインパクトのあるキャラたちが続々登場!4つのお話のうちどれが一番かって、そんなの選べません!

    投稿日:2013.12.11

  • さわやかな感じなのに・・・

    高校生の吹奏楽部が舞台!推理とラブもあるよ!
    ・・・な、さわやかな感じなのに、表題作は重めデス。
    でも、変人キャラと軽ーい文体でサクサク読めます。次も楽しみです!

    投稿日:2013.11.05

  • 依存症になる面白さ。

    ハルチカシリーズ2冊目となる本作だが、期待に反せず相変わらず面白い。コメディタッチでありながら最後は深い感動を味わえる傑作短編ぞろいだ。

    ハルタやチカをはじめとするキャラクター作りのうまさもさることながら、謎を作り出すこともそれを解決に導くまでの主人公たちの活躍ぶりを書くのはもはや秀逸と言える。そして最後は感動を与えてくれるのだから最高だ。

    あくまでも短編集だからそこまで深く没入するということもないが気軽に読んで楽しめる作品だ。注意することと言えば「ハルチカ依存症」にかからないようにするということくらいだ。それほど癖になる面白さだ。
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    投稿日:2017.11.27

ブクログレビュー

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  • 甘いパンよりしょっぱいパン

    甘いパンよりしょっぱいパン

    このレビューはネタバレを含みます

    穂村千夏
    清水南高校二年生。廃部寸前の吹奏楽部で、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見るフルート奏者。春太との三角関係に悩んでいる。

    上条春太
    清水南高校二年生。千夏の幼なじみ。ホルン奏者。完璧な外見と明晰な頭脳を持つ。千夏との三角関係に悩んでいる。

    草壁信二郎
    清水南高校の音楽教師。吹奏楽部顧問。

    片桐圭介
    清水南高校三年生。吹奏楽部部長。

    成島美代子
    清水南高校二年生。中学時代に普門館の経験を持つオーボエ奏者。

    マレン・セイ
    清水南高校二年生。中国系アメリカ人。サックス奏者。

    芹澤直子
    清水南高校二年生。クラリネットのプロ奏者を目指す生徒。

    檜山界雄
    清水南高校一年生。芹澤の幼なじみ。不登校が原因で留年。

    日野原秀一
    清水南高校三年生。生徒会長を務める。好きな言葉は天上天下唯我独尊。

    麻生美里
    清水南高校二年生。地学研究会の部長。ヘルメットを被る美少女。生徒会執行部にマークされている十傑の一人。

    朝霧亨
    清水南高校三年生。初恋研究会代表。ブラックリスト十傑の一人。

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    投稿日:2023.10.06

  • nastercal

    nastercal

    Kindleで。前作が面白かったので引き続き積読解消。早朝に部室に侵入している犯人を追う「スプリングラフィ」,地学研究会の予算を受け取らない謎とFMはごろもの出演者との関係を紐解く「周波数は77.4MHz」,名門藤が咲高校吹奏楽部の顧問が自宅謹慎になった理由と1か月に3回も行った席替えの関係を解く「アスモデウスの視線」,「味」で初恋を表現する「初恋ソムリエ」,しかし味を再現できなかったことである事実が浮かび上がってくる。毎度のことながら,作者は良く調べているし,それをよく物語に結び付けているなと思う。続きを読む

    投稿日:2022.08.21

  • みさき

    みさき

    引っ張って引っ張ってやっと2作目を読むに至る。だんだん話が沈んできたかな。初野さんらしくなってきたと言えばそうなんだけど、ハルチカにはもう少しポップな道を期待したかったな。

    投稿日:2022.03.16

  • chimachimaki

    chimachimaki

    このレビューはネタバレを含みます

    うーーん。
    前作ほどの面白さはないかな。
    謎解きもイマイチだし。(アスモデウスの視線 は除く)

    までも、次作に期待!!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.01.30

  • り

    シリーズ2作目。
    今回もハルタとチカが色々な難事件?に巻き込まれ、真相を解き明かしていく。その度仲間が着実に増えていって、吹奏楽部のコンクールと今後が楽しみ。

    エスペラント語、ちょっと気になる。
    新左翼運動」「連合赤軍事件」についても調べたい。続きを読む

    投稿日:2021.11.01

  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    ハルチカシリーズ第2弾。 雰囲気やキャラに慣れてくるととてもおもしろい。 日常系ミステリーの短編だけど、謎解きを通して少しずつ吹奏楽の仲間が増えていくのもなんだかいい。

    投稿日:2021.05.31

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