【感想】からくりサーカス(24)

藤田和日郎 / 少年サンデー
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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  • 短くも幸せな時間

    本編では、色恋沙汰は発展しませんが、15巻のフランシーヌといい、過去編は素敵なラブストーリーに泣かされます。
    そして、25、26巻では、アンジェリーナ、フランシーヌ人形、エレオノールの運命が交錯し、過去の謎が一部解き明かされます。(さらに深まる謎も)
    この過去編では、個人的には、ギイのマザコンの理由が一番泣けました。
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    投稿日:2015.06.30

ブクログレビュー

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  • somita

    somita

    このレビューはネタバレを含みます

    アンジェリーナも白銀のとけた記憶を持ったしろがねなので、白銀と親交の深かった正二郎との出会いは運命的だった。器の大きい正二郎に惹かれてゆくアンジェリーナ。しかし自分の正体を知られたら、化け物扱いされてこの恋も終わり…遊郭が火事になり、皆を救う2人だが、アンジェリーナの変装がとけて金髪碧眼の異人さんに。
    鎖国中の日本。見つかったら死罪…

    またひとりぼっちになって身をかくすアンジェリーナの元に正二郎がやってくる。ひとしきりアンジェリーナの話を聞いた後、なんと勝手に生命の水を飲んでしまっていた!
    「長崎の男は、強引なんじゃ!」 かーっこいいー!

    1869年、明治
    ルシールからマリオネットの運搬と製作に関わる協力を命じられたしろがね、ディーン・メーストルと出会う。
    変装がうまいらしい。やたらフレンドリー。ちょっと怪しい。
    ディーンは正二郎の養子「貞義」として補佐をしている。
    ん!貞義!?貞義!!

    1909年、横浜港にフランシーヌ人形がアンジェリーナを訪ねてやってくる。

    正二とアンジェリーナの間に赤ちゃんができる。

    アンジェリーナはお腹が大きくなったので黒賀村へ。
    その間フランシーヌが訪ねてきたので正二が対応。
    フランシーヌに敵意はなく、分解してほしいと申し出る。
    しかし、長年戦ってきたのはアンジェリーナたちなので、勝手に処分もできないと思い、とりあえず力や運動速度を普通の人間以下にする細工をする。
    フランシーヌは同意する。

    さて、現代の黒賀村にギイがやってくる。
    ギイは91年前もここにやってきていた。
    そのときは、身重のアンジェリーナの中にある柔らかい石を取り出し、アンジェリーナのお腹の赤ちゃんに石を入れなおし、赤ちゃんのみをフランスに連れ帰る、という使命を帯びて。

    お腹の赤ちゃんに自分の同じ運命を背負わせたくない!アンジェリーナはギイと対立!

    ギイ、14歳。生意気盛りの子供です。今のギイとはだいぶ違います。

    フランシーヌ人形、なんだか哀れです。
    主人に捨てられ、消滅したくてもその術がない。
    はるばる日本まで、分解されるために来るなんて…

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    投稿日:2016.10.09

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