【感想】達人 山を下る

室積光 / 中公文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • 肩の力を抜いて読む本です

    登場人物の生い立ちが複雑だったり、現代社会における問題だったり、聞き覚えのある団体や事件だったり・・・、本当であれば重くなりがちなテーマをこうも馬鹿馬鹿しく解決できるものなのかと笑ってしまいます。
    いネタは嫌いなのですが、何故かこの話を嫌いになれないのは多分達人やその周りの人達が大真面目だからだと思います。
    解決方法は本当にくだらなくもありえないですが、色々考えさせられながらも読後すっきりできます。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.11

  • かなり笑えます

    主人公は80歳のおじいさんです。山中にこもって修行の日々をすごしていましたが、孫が新興宗教に連れ去られたと聞いて東京に出ていきます。長い間山にこもっていたので、新幹線も携帯電話も初めてで、その辺が笑えます。不良グループにからまれますが、おじいさんは柔術の達人で、あっという間に爽快にやっつけてしまいます。次は暴力団の組をひとつ壊滅させて、最後にオカルト集団と対峙します。主人公の柔術が爽快で、かなりスッキリすること間違いなしです。たまにはこういうサラサラ読めてスッキリする本も悪くないな、と思いました。続きを読む

    投稿日:2013.12.13

ブクログレビュー

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  • Dr.(読多ー)あんころ猫

    Dr.(読多ー)あんころ猫

    古武術の達人が活躍する、ということで興味不覚読んだのだが。読みやすくてあっという間に終わり。古武術の技とか使い方にもう少し解説があると思ったのだが、とにかくやたら強いじいさんというだけで戦い方にも特になんの描写もない。ポンとたたけば相手が動けなくなる、という感じ。題材的には好きだけど物足りなかったかな~。続きを読む

    投稿日:2015.07.25

  • tamtam173

    tamtam173

    達人とは柔術の達人。42年間山籠りしていた老人の強いのなんの。あっという間に屈強な男たちを倒す。そして究極の技。荒唐無稽だが、心地よい。
    しかし、この老人、悩み抜いて山籠りしていたのだが、周りの人々を変えていくあたり、人生の達人でもあったのだなあ。続きを読む

    投稿日:2013.09.08

  • katuta

    katuta

    山に籠もって42年の柔術の達人がさらわれた孫娘を救い出す為に、山を下りて東京へ!!
    室積光らしいエンターテイメント小説。

    投稿日:2013.07.13

  • Angel

    Angel

    正直に言うと本書は単行本で発刊された当時に読んだもので今回の文庫版発売に合わせて再購入したものはまだ読んでは居ない。室積サンの小説は「都立水商」「どすこい警備保障」など、エンタテインメントに徹して笑いながらサクサク軽く読めるのが最高で、本作もその路線を決して外さない。何故か仙人になるべく山に籠って修業していた爺さんが、家族の危機に際して山を降りて敵をかなり下品な秘技でやっつけるのが痛快。こういうスラップスティック小説を書くのは本当難しいと思うのだが、それをさらっと書きあげる室積さんに乾杯!続きを読む

    投稿日:2011.09.26

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