【感想】コミック版 ドラッカーと会計の話をしよう

林總 / 中経出版
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 紙の上の金と、現実の金

    会社を存続させるために経営者が求めるものとはなにか。
    むろん利益である。普通はそう思うし、普通はそうだ。
    では利益とはなにか? 総売上からコストをひいたものである。普通はそうだ。
    では同じような条件で、コストも同程度の会社が、ある会社は成長し続け、ある会社は凋落するのか。
    それに対する一つの考え方がドラッカーの経営学である。ということを教えてくれた本。
    ちなみにドラッカー関連は初めて読みました(もしドラも読んでない)が、そのエッセンスが伝わりやすく
    作られた良著だと思います。ここからステップアップしていって、原著や関連書を読むと理解が深まりそうです。
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    投稿日:2015.08.08

ブクログレビュー

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  • zizochanx

    zizochanx

    # 儲ける仕組みを戦略として組み込む
    * 例えば松竹梅の3コースがあるなら、最も選ばれる率が高い竹を、最も利益率が高い商品にする
    * メニュー数は多ければいいわけではない。余計な在庫や管理コストを生む

    # 商品の11分類
    * 今日の主力商品、明日の主力商品、昨日の主力商品、失敗製品……など
    * 明日の主力商品に最もコストをかけるべし → 次の儲けを生み出す商品を作ることを常に考えておく

    # 一律的なコストカットは失敗する
    * どのコストが利益に関わってるのかを調べて、利益を生み出してないコストを削っていく
    * 最も効果的なコストカットの方法は、その活動そのものをやめること
    * 備品の質を落とすなどの方法は、モチベーションを下げる割にほとんど効果が出ない

    # 製品の価格は消費者が決める
    * その製品に価値があると思われたなら、それに見合ったお金を支払ってくれる
    * コストから逆算して値段を決めてはいけない


    自分は会計や経営とは無知な人間ですが、分かりやすく書かれていました。
    これらがどの程度実戦で役立つのか分かりませんが、なるほどと楽しんで読めました。
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    投稿日:2019.07.17

  • やぶ

    やぶ

    <会計/ドラッガーについて学びたい人向け>
    ドラッガーの考える会計論を漫画で学べる一冊。レストランの経営が上手くいかず、売却のために飛行機に乗った町田。たまたま隣に乗り合わせた紳士から、ドラッガーの考える会計について学ぶことになる――。
    -----
    ドラッガーがこんなに会計について語っていたとは知らなかった。よく考えれば、経営=会計、ということなのかもしれない。「会計」というと、簿記や決算書の読み方など、数字から入ることが多いが、この本はもっと大きな視点から会計というものを捉えているので、これまで読んできた本よりもわかりやすかった。

    「利益」「コスト」、よく知られている言葉だからこそ、その本当の意味を問い直すべきだということ。
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    投稿日:2015.11.12

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