【感想】ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

楠木建 / 東洋経済新報社
(586件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
309
144
58
13
3
  • 戦略はストーリーである

    脈絡のない静止画を並べてもストーリーにならないのと同様に流行りの戦術を採用しても一貫性のある戦略にはならない。サッカーでロングシュートを何本撃っても、無駄なパスを繋いでボール保持してもゴールを取れない。一貫性のある戦略のもとにパスを出しシュートする必要がある。
    概要にあたる第一章がサンプルに全て納められています。ダウンロードして読んでみてください。サンプルをダウンロードして読めるのはReader Storeの特徴のひとつですから。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.21

  • 戦略を考える上で勉強になりました

    戦略自体を教えてくれるものではなく、戦略の考え方を教えてくれます。
    実際の企業の戦略をベースに解説をしてくれるので、実感がわきますし、業種が違えども十分に参考になります。

    企業の戦略を考える立場やそう言ったコンサルの方はある程度考え方の手法はお持ちだと思いますが、改めて勉強してみては如何でしょうか?続きを読む

    投稿日:2014.08.20

  • 読み物としてもなかなか面白い

    戦略とは全体をインテグレーションすることで、個々に差異化要素を磨いてもうまくいかない。
    このインテグレーションの作業をストーリーとして語り、ビジョンを共有させるということが重要と謳っている。
    さまざまな事例を挙げているが、これがいささか冗長に感じされる人もいるだろう。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 経営談義のネタ本

    こなれた語り口の戦略論。部分部分はうなずける話がいっぱいでスイスイ読みましたが、全体を振り返ると、結局のところ本書自体がどんな「ストーリー」であったのだか一般化しきれずに戸惑います。経営論や戦略論ってものがあまり自分の性に合わないせいでしょうか?

    ただ個別のストーリーは結構面白かったので、読み物としてはイケていると思います。サウスウエスト、ガリバー、アマゾン、マブチあたりが印象に残りました。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.14

ブクログレビュー

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  • usaco

    usaco

    優れた戦略は、思わず人に話したくなるような面白いストーリー
    第7章がとてもよい

    合理性では先行できない
    一見して非合理が持続的な競争優位の源泉
    →大企業は動きづらい。合理性で判断しすぎで、チャレンジできない
    面白いと感じてもらえるほど、ストーリーを組み立てられていないこともあるか

    Amazonやスタバはストーリーに賛同してくれた人が仲間になった?
    →チャレンジできる風土、ストーリーを面白いと共感してくれる人たちでチームをつくれたらいいか

    リーダーは、ストーリーとそこから生まれたブランドを熱く面白く語れる人が求められる
    →そんなリーダーのもとで働きたい
    リーダー研修でストーリー作りの課題をやってみるといいか

    常識を疑い、なぜ?を考えることを習慣化する

    コンセプトは顧客の喜ぶ姿が映画のシーンのように浮かび上がってくるような言葉 ex)スタバの「第三の場所」

    人間の本性を捉えた骨太のコンセプトをつくるためには、その製品やサービスを必要とするのは誰か、どのように利用し、なぜ喜び、なぜ満足を感じるのか、リアリティを突き詰めることが大切

    意識したい
    続きを読む

    投稿日:2024.05.04

  • taguchiyo

    taguchiyo

    経営に限らず企画系職種の方におすすめの本。戦略の本質を他社との違いと、つながり。と定義されており、一見して非合理な判断に見えるが、実はそれぞれの判断が相互的にかつ合理的につながっていることにより、他社には模倣できない状態にある企業の例がいくつも記載してある。思わず誰かに話したくなるストーリーって長くなっちゃうよね、という著者のスタンスもあり、長い。が、とてもためになる。「本当のところ、誰に何を売っているのか」という競争優位とコンセプトを考え抜いたからこそ、ここまで人気のビジネス書になったんだなあと実感した。続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • ganw

    ganw

    10年以上積読した本。論理、説得力、文章の巧みさ、構成の旨さ、いずれも一級。
    10年前、盛んに「コンセプト」とは?を、問われたのは、この本の影響を多分に受けていたからなんだろうな。
    競争戦略はポジショニングではない、賢者の盲点、など、着眼点が独創的で今までのビジネス書と明らかに一線を画す。もはや古典の域でありながらも最新のビジネス書でもある良著。積まずにすぐ読めば良かった。(後悔)続きを読む

    投稿日:2024.04.18

  • ノート

    ノート

    上司の推薦で読む

    優秀な戦略には一貫したコンセプトに立脚した他には真似のできない独自のストーリーがある。いろんな本のベストプラクティスを模倣することしかしてなかった自分は全然芸がないことに気づく笑

    仕事で上手く周りを納得させて巻き込むことができないのは、ワクワクするストーリーを描くことができていないからだということにも気づく。個別の取り組みが全体に与える影響をもっと分かりやすく伝える力が必要かも
    続きを読む

    投稿日:2024.04.01

  • まいくろん

    まいくろん

    このレビューはネタバレを含みます

    本も厚く、繰り返しの表現なども多いが、この厚さでないと伝えたいことを表せなかっただろうと思わせる説得力があった。
    要点まとめなどを読むのではなく、自分で最後まで読むことで確実に得られるものがあるように感じた。

    【以下最も心に残った考え方のメモ】

    他社の良いやり方や、ビジネスでは常識とされているような打ち手にまどわされてはいけない。
    その会社ごとのストーリーがあって、それを突き詰めていくべき(わざとダラダラ会議をする会社、結果主義でない会社、あえてそれをしていることで成果を上げてる意味があったりする)
    自分の会社ごとのストーリーをつきつめて考える。

    ストーリーの終わりは必ず「…というわけで長期利益がでましたとさ。めでたしめでたし。」でなくてはならない。

    違いを作ってつなげる。

    静止画でなく動画として考える。

    顧客イメージを考えて、その人が喜ぶことを考える。
    (アスクルの久美子さんの例…社員は5人、事務を中断して文具店に買いに行く、徒歩、雨が降ってきて嫌だ、頼む人も頼みづらい)

    コンセプトは、【最高の品質】などのように肯定的単語をつかわないこと。
    アスクルは小さい会社久美子さんをよろこばせること。
    サウスウエスト航空は空飛ぶバス。
    スタバは第三の場所。
    そのコンセプトにもとづいてストーリーができてて行動に一貫性がある。
    コンセプトはどんなにユーザーにアンケートとっても、前線の営業マンにきいてもわからない。ユーザーに聞きすぎると逆にぶれる。

    クリティカルコア
    ストーリーの中に一見不合理で他者が真似したくないものを組み込む。

    「コンセプト」と、「真似したくないクリティカルコア」があって競争優位になることで、
    「他者が真似しようとすればするほど他者が自滅していく」という状況を作り出せる。
    (真似することでその会社のウリとの矛盾がでてきたり、中途半端になったりして、魅力や利益率が減ったりするから)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.04

  • sayryo

    sayryo

    優れたリーダーは優れたストーリーを語れるという内容は非常に印象に残った。腹落ちする内容もたくさんあり、メモリ たくなるフレーズ も多々。思わず 購入。

    投稿日:2024.03.03

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