【感想】パニッシュメント(イラスト簡略版)

江波光則, 海童博行 / ガガガ文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
5
4
4
0
0
  • 個性際立つ1冊

    登場人物を記号的に考えれば、王道テンプレートなラノベ。
    だけど、内容はまったく違う。

    どんどん悪化する状況に飲み込まれていく主人公…
    そこに救いはあるのか…

    この作者のガガガ作品はどれも面白いけど、これが一番です。続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • ぶっ飛んでるけど面白い

    文章自体はすごく読みやすいので一気に読めた。
    恋愛ものとして読むにはちょっときつい
    さらに左翼の教師とかでてくるし
    最後の展開が怒涛すぎて正直ついていけなかった。
    それでも惹きつける面白さがある。
    ラストなしでこの価格というのが魅力的だった。続きを読む

    投稿日:2014.01.27

ブクログレビュー

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  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    高校生を主人公にした宗教を題材とした青春小説
    青春小説というくくりは便利すぎるが冒険と並んで物語景色にしやすいということなのだろう
    対して教養小説(あるいはジュブナイル)が少ないのは大人の立場に立って成長というものを描けるほど大人になれないからだからだろうか
    高校生的なあれこれと宗教のそれこれを上手く絡めたところががとても面白い
    ライトノベル的な(エンタメ的な)色気がないので広く受け入れられるような話でもないけれどもガガガ文庫らしいとしかいえない
    続きを読む

    投稿日:2018.12.09

  • tolerancer

    tolerancer

    表紙の感じと帯惹句とは若干ギャップがありますね。
    ”怒涛の恋”を恋愛ものとしての言葉で受け止めれば中身はスクールカーストと宗教でした、となりますわ。
    スクールカースト部分はAURAよりも陰湿な感じが妙にしっくりくるし、それは蓮也といういじめ実体験者の言葉からも感じ取れる。
    そして宗教。こちらについては父親の描写が若干薄く感じたものの、宗教と神様、それに縋る信者の構図をしっかりと捉えている。
    いかにもガガガっぽい作品です。ガガガ初心者の方に「ガガガってこんな感じ」というにはいいのかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.29

  • 柏葉

    柏葉

    これはガガガ文庫でやる必要があるのか!?

    新興宗教の教祖をしている父をもつ主人公・郁と幼なじみで母親がその宗教に填まっている常磐、タロット占いで一躍クラスの人気者の座についた七瀬の三角関係じみた恋愛模様。新興宗教が柱にどっかりあり、普通の青春かかけ離れたものになっている。結局何が言いたいんだかよく分からない。何よりもガガガ文庫というライトノベルのレーベルでやるべきことなのかが分からない。続きを読む

    投稿日:2013.08.17

  • LUNA

    LUNA

    このレビューはネタバレを含みます

    新興宗教を扱ったラノベ。
    主人公をとりまく二人の女の子が、主人公の父が教祖の宗教で苦労している、という話。
    ラブコメ主流の男子向けでは珍しい題材で、しかも難しいテーマ。
    文章が淡々と描かれてて、一般向けっぽいところもあるけど、終盤の怒涛の展開はラノベだった。両方のよさをあわせもった良作かな。
    終始、七瀬の占いや克美の締め上げ方、父親の組織の束ね方、偽善者ぶった先生の指導法、アカの間宮女史のケンカの仕方など、さまざまなかけひきや人間関係のテンションが描かれていて楽しい。
    すごい上手い人なんだと思う。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.02.08

  • 青

    『パニッシュメント』読んだ。異常者が異常者に弟子入りする『ストレンジボイス』、普通の人が異常者になりたがる『パニッシュメント』、異常者が「普通」と和解する『ペイルライダー』ときて次はなんだ。異常者と異常者の殺し合いとかかな…続きを読む

    投稿日:2011.12.31

  • ミチゴン

    ミチゴン

    著者の前作「ストレンジボイス」の重暗い感じが気に入り、期待しながら読み始めました。
    前半、表紙イラスト通りの爽やかな雰囲気の青春ラブストーリが展開されていて、作風変わったのかな~と、思ったのですが、問題なかったです。
    導入部分に関しては、普通のラノベ風なのですが、今回もまたラノベのニーズと違ったような重苦しいテーマ、「宗教」や「神」を取り扱っています。宗教に陥れる手口、宗教にすがる人の気持ちなど、上手く描かれており、共感できます。
    続きを読む

    投稿日:2011.10.25

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