【感想】うしおととら(1)

藤田和日郎 / 少年サンデー
(62件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
40
16
2
0
0
  • 風雲妖怪活劇の始まり〜始まり〜。

    中学生の蒼月潮は寺の住職をつとめる父親と二人暮らし。ある日、自宅の蔵の中で一本の槍に縫いとめられていた妖怪を偶然にも解放してしまう。潮が「とら」と名づけたその妖怪は、はるか昔凶悪な化物として恐れられた大妖怪で、「とら」を五百年間縫い留めていた槍こそ全ての化物を滅ぼすために作られた「獣の槍」であった。奇しくも獣の槍の伝承者となった潮は、槍を恐れて渋々協力する「とら」と共に"うしおととら"として様々な妖怪との戦いに巻き込まれて行く。

    初めは人間と妖怪のバディものとして徐々に強くなってくる化物をお互い反撥しながらも最後は協力して倒すという少年漫画の王道な展開なのだが、うしおが自分の母親を探す旅に出る辺りから物語は別の面を見せ始める。襲って来る化物が「獣の槍」に惹かれてるだけではなく、自分の母親を憎んでいる事に気付くうしお。そして遂に遠野妖怪の長から母親との因縁話と本当の敵「白面の者」について語られる。

    とにかく物語の設定が深く、当初は全く説明されていなかった「獣の槍」を筆頭にうしおの両親の話から彼らの背景にある組織、遠野の妖怪との因縁や「白面の者」、果ては「とら」に至るまでそれぞれにキッチリとエピソードが用意されており、これら数多の物語を経て最強最悪の敵「白面の者」との最終決戦を迎える頃には感情移入し過ぎて頭の血管が切れそうになってます。

    ここまで感情移入させるのは、この複雑怪奇なストーリーを引っ張る主人公のうしおの魅力だと思う。作中で自身が語る「太陽と一緒に戦っている」を地で行く熱くてまっすぐな性格にドンドン話に引き込まれていくので全32巻と長めではありますがサクッと読めてしまいます。またサブキャラもなかなか魅力的で「符咒師の鏢」などは哀しいエピソードとその強さから主人公達を食いかねないカッコ良さ。キャラで萌え、ストリートで燃えて、是非この風雲妖怪活劇を最後まで読み切って下さい。
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    投稿日:2015.03.23

  • 妖怪のとらがすごいいい!

    あらすじ
    主人公のうしおは自分の家の地下に妖怪のとらが父から何度も話で聞かされた獣の槍に刺さっているのを発見する。絶対に槍を抜くものかと思っていたうしおであったが・・・


    主人公のうしおがいやいやながらも何だかんだと協力してくれるとらと獣の槍を使い、妖怪を退治していく話です。
    個人的には妖怪のとらの性格がすごい面白くて良かったです。
    まだ、全巻読んではいませんが最後まで読みたいと思わしてくれる作品です。
    ぜひ読んでみて下さい。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.07

  • 紛れもない傑作です!

    数ある少年漫画の中でも屈指の傑作。
    読んで損はありません!
    アニメを観て気に入った方は原作もぜひお読みください。

    投稿日:2015.08.30

  • 面白い

    からくちサーカスも面白いです、この作品も面白かったです。
    是非読んでみてください。

    投稿日:2015.07.04

  • 妖怪ファンタジー

    まさに血湧き肉踊る熱血妖怪ファンタジー。単純明快・荒々しくも骨太のタッチ!今年、20年ぶりにアニメ化になるのもうなづける傑作です!!

    投稿日:2015.05.20

  • 痛快

    人間味のある「とら」と、キャラクターに憧れすら感じる「うしお」とのやり取りが楽しく、妖退治に痛快さが面白いです。

    投稿日:2015.04.26

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ブクログレビュー

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  • なにがし

    なにがし

    最高。
    これで育ったんだから正当に評価できるわけがない。

    ちょっと言葉が古い感じなのはどうしようもない。

    投稿日:2021.05.17

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    全33巻+外伝1巻再読
    つまみつまみでは読み返していたが
    思い切って全巻を一気読み再読
    すごく良かったと言いたいところだがそうでもなかった
    序盤はいいが旭川についた後からは
    1エピソードごとの引き延ばしがうっとおしく感じる
    作者としては引き伸ばしているわけでなく
    週刊連載の中でどうしても繰り返しになってしまったり
    人気が安定し語り尽くしたくなったことに依るのだろうが
    33巻は必要なかったのではと思ってしまう
    それでも要所要所と結末の盛り上がりは申し分なし
    燃えて泣ける
    続きを読む

    投稿日:2020.01.06

  • 尾形はじめ

    尾形はじめ

    連載当時
    あまり目に留めなかったのだが
    単行本になった時に
    一挙に読んだ

    この漫画を読むと
    喜び・安堵・恐怖・驚愕
    色々な感情が湧き出てきます

    それを味わいたくて
    折に触れて読み返すのです。

    投稿日:2019.12.31

  • nyaraaan

    nyaraaan

    情熱的な少年漫画、ちょっと鬱陶しいかなと思うぐらいだけど、読んでるとぐいぐい物語に引き込まれ、涙なくして読めない物語。
    登場人物の怒り、悲しみ、喜び、憎しみの表現が秀逸だと思う。伏線の張り方は複雑だけど、最後には納得!続きを読む

    投稿日:2017.03.24

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!(Amazon紹介より)続きを読む

    投稿日:2016.07.09

  • ノーネーム

    ノーネーム

    凄い面白い、うしおの真っ直ぐなキャラクターが少年漫画的でとても良かったです。そして化け物なのにとらが可愛い

    投稿日:2015.12.08

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