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横山秀夫 / 講談社文庫 (292件のレビュー)
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総合評価:
まみ助
7
心理面を描く
戦争を扱った作品なのですが,派手や,血なまぐさい戦闘の場面などはいっさいなく,『死』へ向かう特攻隊員の心理や成長が描かれています.
投稿日:2015.04.18
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aiueo12
1
日本人として
特別なストーリーではなく、驚愕する話でもないが、知っておかなければならない事であると思う。 映画化されたが、本と映像、どちらも甲乙つけがたい。 生きることに悩むのではなく、「死」に向かい合うということ…の重さが伝わってくる。 何かに閉塞感を持った時、読み返してみたい。 背筋が伸びる一冊である。続きを読む
投稿日:2015.04.29
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kai栞
横山秀夫さんの本は、すべて読んだつもりでしたが、文庫本の背表紙のあらすじを読んで、これはまだだったなと読み始めたら、やっぱり止まらなかった。 戦争はほんとに恐ろしい。人が人でなくなってしまう。そんな中…で人であり続けられた主人公。こうやって死んでいった人が多勢いたんだと思うと…そして今もそんな恐ろしい戦争は世界で続いているんだと思うとやるせない。理不尽としか言いようがない。続きを読む
投稿日:2024.05.05
きじお
本当に人間の所業なのか。 回天にまつわる史実と言っていいほどのストーリー。 戦争を題材にした小説は読み進めるのが辛い。
投稿日:2024.03.28
M&M
『人間魚雷』 自分は出来ることなら乗らない選択肢をしたいかな。乗る人間は「英雄」と胸を張ることができるかも知れないが、その人を大切に想う残された人間は「英雄」と想うことができるのだろうか。 私は、大切…な人は「英雄」になんかならなくていいから、「弱者」としてでも生きていてほしいと願うのだろうな。そう願いたい。 『人間魚雷(回天)』があったから救われた命もあったとは想うけど、やっぱり人間魚雷なんてものは存在してはいけない。戦争は絶対に無意味なものなのだ。続きを読む
投稿日:2024.03.05
きゃんひろ
想像以上にダメだった。 読んだことないジャンル。 難しいとかそう言う次元じゃなくて苦手。 心臓バクバクして、手汗出たり、単語見ただけで手が痺れるというか。 なんかトラウマでもあるのか? もしかして前世…で乗ってた? とにかくしんどかった。 史実があっての作品だから尚更辛い。 全部がフィクションならいいのに。 今からできることなんてたかが知れてるけど、歴史を知ると言う意味では読んでよかったな。 本当に辛かった。 それに向かう覚悟も恐怖も葛藤も私は知ることはないだろうし、知らなくていい。 相反する感情がぐちゃぐちゃになって、でも全部本心でっていう。 ここまで重い状況ではもちろんないけど、分かる部分もあった。 一行一行祈るように読んだ。 考察とかじゃなくてそれしか感想出てこない。 まだざわさわする。 でもこういう歴史があったことを知るのは必要な作業かも知れない。 続きを読む
投稿日:2023.12.22
かねぞう
人の生活に戦争があったことを感じた。前途ある青年が死ぬ意味を考え続けていた。きっとこの時代の多くの人が同じようなことをしていたと思う。令和の戦争がない時代の日本に生きる1人の人間として、立派に生きなき…ゃいけないと思った。続きを読む
投稿日:2023.12.11
jkrabi
好きな作家で、この方の本はほとんど読んでいる。再読。 第二次世界大戦時、回天という特攻兵器に乗る兵隊の物語。野球部学生だった主人公が「生きたい」と思う気持ちを持ちながらも回天という特攻兵器に乗ること…になる、心情が読んでいて苦しい。戦時の厳しいその様な時代でも希望を胸にし、葛藤し、己の生に意味を見つけようとする姿に心打たれる。 あまり知られていない回天という兵器と共に、その時代の流れ、雰囲気を知ることができた。続きを読む
投稿日:2023.11.24
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