【感想】密封 奥右筆秘帳(一)

上田秀人 / 講談社文庫
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
9
10
2
0
  • 魑魅魍魎

    時は天明、第十一代将軍家斉の治世。
    策略には策略で返す、明暗の駆け引きが日常な江戸城中で、権力を巡って欲望のぶつかり合う様に、いつの間にか目が離せなくなっている作品です。
    立花親子と柊衛悟の信頼関係が築かれる様子が、一服の清涼剤になっています。続きを読む

    投稿日:2013.10.19

ブクログレビュー

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  • 縹リツ

    縹リツ

    「百万石の留守居役」を読み終えてから。
    こちらも「老練者」と「世間知らずだけど腕は立つ」の組み合わせですね。
    個人的に瀬能数馬のキャラクターが絶妙に良かったので、柊衛悟はまだ様子見なのですが、これから楽しみです。続きを読む

    投稿日:2022.06.03

  • amy

    amy

    「居眠り磐音」シリーズからすっかり時代小説にはまってしまって「この時代小説がすごい」のベストシリーズ第一位に輝いた本なので読みはじめました。
    史実をもとに書かれているので歴史の勉強にもなり、江戸時代の生活が少なからず想像できます。続きを読む

    投稿日:2022.02.26

  • yueli

    yueli

    奥右筆シリーズ1巻。命を狙われる奥右筆組頭立花併衛門と隣家の次男坊柊衛悟。将軍家に渦巻く野望、陰謀、危機を乗りきることができるのか。
    相変わらずアクションあり、智略ありのクオリティの高い時代物。冥福防人という中二病的名前の謎の男(といってもすぐに正体はばれる)が出てきた時にはどうなるかと思ったが、出すぎもせずよかった。忍も悪くないのだが、やはり智略、駆け引きの方が面白いのだよなぁ。
    上田秀人氏は本当に多筆。歯科医とは知らなかった。才能溢れる人なんだな。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.14

  • 40rin5

    40rin5

    読みやすい時代ものを探してて読んでみました。
    奥祐筆というあまり聞き馴染みの無い役職のおじいちゃんが主人公です。奥祐筆は公文書作成の部署で色々な情報が入るところのようです。
    歴史ミステリで安楽椅子探偵の日本版って感じです。
    チャンバラだけでなく江戸時代の各役職の縦横の繋がりが垣間見えて面白いです。
    文章自体は読みやすいですが、結構な長編シリーズです。後半は壮大な感じになってきます。
    続きを読む

    投稿日:2018.07.10

  • nfujishima

    nfujishima

    知り合いの人から、おもしろいという推薦を受けて読んだ本でしたが、確かに期待を裏切らないおもしろさでした。
    江戸時代の幕府行政・政治がとてもリアリティに溢れていて、そちら方面にはほとんど知識のなかった僕には実におもしろかったことと、剣劇場面では真剣勝負のディテールが良くできていて、読んでいて手に汗握りました。
    ☆5つかな、とも思いましたが、むしろこれからの展開にさらに期待ということで、あえて☆4つにしました。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.06

  • hanaasagi

    hanaasagi

    内容(「BOOK」データベースより)

    立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、十二年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、二人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。

    平成29年1月30日~2月5日
    続きを読む

    投稿日:2017.02.05

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