0
童門冬二 / PHP文庫 (3件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
5
似た様なタイトル本は、数多くありますが……
歴史小説作家の童門冬二氏ですが、時々テレビの歴史番組でコメンテーターを務められることがありますよね。その際、どこかで聞いた様な口調だよなぁ、と常々思っていたんですよ。そうしたら本文の中で明かしてますが…、6代目三遊亭円生のパクリとのこと。なるほど、そう言われれば、そうなんですね。 かくいう私も、実は無類の落語好きなのでありますよ。歌舞伎に興味を持ち始めたのも、落語「七段目」がきっかけですし、百人一首をまともに覚えたことはないけれど、落語「崇徳院」を始めとして噺に登場する歌は、当然のことながら自然に覚えてしまいました。 それでこの本なのですが、別に落語に詳しくなくとも、噺のあらすじが書いてあるので、十分楽しめます。中身は細かい項目毎に、筆者の思いが、落語をネタに語られるといった感じの本です。 「日本人の評価には、何をやっているかという内容論と、誰がやっているかという人物論がある。」これだけだと良くわからないかもしれませんが、歴史に造詣が深い筆者ならではのコトバだと納得した次第です。 いずれにせよ、人生に笑いは必要であり、また人と語り合うときに、「間合い」というものは必要ですよね。それに改めて気づかされた本でありました。ただ一つ、気になったのは、冒頭で紹介される落語「野ざらし」のオチが書いてなかった様な……。もしご存じない方がおられましたら、これを機会に、どなたかの噺を聞かれると良いと思いますよ。続きを読む
投稿日:2016.04.23
報告する
"powered by"
ざざあるいは電気羊
著者は言います。どうぞ落語人間におなり下さいと。人生問題に落語を活用すれば三方よしの考え方に行きつけるという。だから私も落語的性格を身につけよう。さすれば小言幸兵衛の自分が可笑しくなる。きっと。
投稿日:2014.09.19
wasabi
時と共にどんどん失われていく大切なモノを語りで伝播してくれる、ありがたい伝統芸能だ。昨今のお笑いにはてんでついていけないし、ここはやっぱり長屋の八っつぁんや熊さんに人生で必要なことをいくつか学ばせてい…ただこう。続きを読む
投稿日:2014.06.07
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。