【感想】ペルシャ猫の謎

有栖川有栖 / 講談社文庫
(115件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
18
30
49
9
1
  • 火村の素顔

    国名シリーズは火村&アリスコンビが活躍する本格ミステリですが、第5弾の本書には本格ミステリ以外の作品も2編収録されています(「悲劇的」「猫と雨と助教授と」)。この2編をあえてジャンル分けするとすれば、「火村英生をより深く知るための小説」となるでしょう。
    どちらの作品からも火村の日常生活や彼の思考感覚が読み取れますが、特に掌編「猫と雨と助教授と」では猫と戯れる火村が描かれており、微笑ましく感じられます。犯罪現場との違いにびっくりしますよ。
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    投稿日:2013.10.26

  • 有栖川有栖の国名シリーズ第5弾!

    基本的には作家アリスシリーズではあるが、アリスも火村も活躍しない短編があったり、ミステリですらないものも含まれていたりと、バリエーションは豊富。
    特に、本格ミステリにこだわらなければ、森下刑事が活躍する「赤い帽子」が痛快である。犯人がわかっていても、それを論理ではなく証拠から突き崩そうとする森下の姿勢が実直で、警察小説としても秀逸な作品だ。
    表題作「ペルシャ猫の謎」は何度思い返しても「そんなのありか!」と思ってしまうが、作者の猫好きがそこかしこから感じられて、それはそれで微笑ましい。そのためか、火村も猫好きという設定になっており、ラストの短編は火村の普段からは垣間見えない裏側が見られるということで、ある意味貴重な作品かも。
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    投稿日:2013.12.03

ブクログレビュー

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  • ヤエ

    ヤエ

    国名シリーズ五作目の短編集

    良く言えば無難にまとめられている
    悪く言えば突出して面白いというのが欠けている気がした

    表題作のペルシャ猫の謎はうーん...という感じ
    個人的には赤い帽子が好きだった

    投稿日:2024.02.25

  • あおみどり

    あおみどり

    有栖川有栖、異色の短編集。
    星3は、作家アリスシリーズが大好きだからこそ正当な評価だと思う。
    ミステリのルールを逸脱した問題作たちだから。
    オタクとしてはもちろん星5です。

    投稿日:2024.02.19

  • ariete

    ariete

    赤い帽子が一番面白かった。
    まさかの主人公でいつもと違って読めて良かった。

    ただ他はあまり印象に残らなかった。
    読んだのに内容思い出せなかったり…

    猫が好きだからちょっとほっこりする小説でした。

    投稿日:2023.08.24

  • ako.

    ako.

    色々あって、やっと本を読む気持ちになりまして読みました。
    このコンビ、癒されます。
    猫はいいですね。猫は。
    切り裂きジャックが1番好きだったです。

    投稿日:2023.01.28

  • sunday

    sunday

    久しぶりに火村アリスコンビを。安定した二人と、短編の内容。コンビが登場しない森下刑事の推理「赤い帽子」も森下刑事の事を知ってるだけに、面白かった。コンビに頼らず解決してる事件もあるんだなと。
    長編もまた早く出て欲しいなぁ続きを読む

    投稿日:2023.01.15

  • 柳瀬斗真

    柳瀬斗真

    ここまで国名シリーズを読んできた有栖川、火村ファンなら許せる内容かな。肩ひじ張って読む1冊ではない。外伝的な扱いだと思います。色々試しながら書いているのは伝わってきた。

    本作も好きな話順に番号ふっていきます。

    ②切り裂きジャックを待ちながら
    ④わらう月
    ①暗号を撒く男
    ⑤赤い帽子
    ⑥悲劇的
    ⑦ペルシャ猫の謎 
    ③猫と雨と助教授と
    続きを読む

    投稿日:2022.12.09

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