【感想】NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

あさのあつこ / 講談社文庫
(95件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
29
35
25
0
0
  • 少し面白くなってきた

    1巻を読んで,次を買うかどうかを迷ったものの,結局全部買ってしまいました。

    この巻でこの物語の世界観が少し見えてきて少しおもしろくなってきました。

    投稿日:2015.11.08

  • 外の世界を歩く

    No.6から逃げ出した紫苑はネズミと一緒に暮らし始め、荒廃した外の世界を始めて目の当たりにする。
    イヌカシや力河など新たな仲間も登場、NO.6の黒幕?の影も見え始め、展開著しい。相変わらず敵同士になるかもしれない全幅の信頼を寄せようとしないネズミと、第三の道があるかもしれないと前向きな紫苑の対照的な立場が印象的で、その中でもネズミの過去がこれからどのように明らかになるのか興味深い。続きを読む

    投稿日:2013.11.26

ブクログレビュー

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  • マッピー

    マッピー

    このレビューはネタバレを含みます

    12歳まで聖都市《NO.6》の中でも高知能の持ち主だけが住むことのできる、エリート地域でエリート教育を受けていた紫苑。
    しかし、弱肉強食ですべてのものが不足している外の世界に、紫苑はそれほど拒絶感を持っていない。
    それどころか、《NO.6》の世界は間違えているとすら考えている。

    これはちょっと特異なことなのではないだろうか。
    普通は何不自由なく過ごせるほうがありがたいと思うだろうに。

    エリート時代の紫苑の友人・沙布(さふ)が治安局に強制連行される。
    特権階級の座を捨てて、紫苑のもとへ行こうとした矢先に。
    これはもしかして、エリート教育という名目で洗脳するとともに、洗脳しきれない有能な人材を監視しているということなのかもしれない。
    だから紫苑がネズミを助けたこともすぐに当局にばれたし、沙布の思惑もバレたのでは。

    紫苑は西ブロックでの世界のありようを学び、居場所を作りつつあるけれど、謎はまだまだてんこ盛り。
    まだ、物語が動き出したとは言えない。

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    投稿日:2024.03.25

  • すー

    すー

    このレビューはネタバレを含みます

    天真爛漫な紫苑とNo.6の外の厳しい世界を知り尽くしているネズミのどこまでも冷静な感じが対照的で、それぞれのキャラクターがはっきりしていて面白いです‼︎2人がまるで陰と陽のような対極の存在なのに、なんだかんだで気が合っていそうな感じが微笑ましく思えます笑 No.6に対する立場の違い故に「おれたちは、いずれ敵になる」と突き放した言い方をするネズミに対して、「ぼくはきみの敵にならない」と自信を持って言い切る紫苑の言葉からも、2人の関係の深さが窺えます‼︎

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    投稿日:2023.05.11

  • Timmy

    Timmy

    ブロマンスと勧められて読んだけど、
    どことなくBLっぽく感じるのは私だけ?笑

    ともかく先が気になる!

    投稿日:2023.05.08

  • gaku0014

    gaku0014

    あさのあつこ氏のSF『NO.6』第二巻。第一巻から4年後の2017年。ネズミを匿ったことで未来都市を追われた紫苑、ある事件をきっかけにネズミとの共同生活が始まる。

    投稿日:2022.10.18

  • ぺんぎん

    ぺんぎん

    このレビューはネタバレを含みます

    ラストのネズミの独白に息が詰まった。
    ネズミは紫苑に対して「余計なものを背負い込むな」と何度も言うのは、自分にも言い聞かせているということだったのか…。
    この時点で紫苑との繋がりはネズミの中にできてしまっていて、ネズミもそのことに幸か不幸か気がついている。
    光の中にいる紫苑は闇の中で生きてきたネズミにとって、まぶしすぎる。

    小学生以来の再読だが、ほぼまっさらな気持ちで楽しんでいる。
    相変わらずイヌカシが好き。頑張って虚勢張っているけれども、ネズミにははるかに及ばない感じが応援してしまう。
    意外だったのは、力河に対して嫌悪感を抱かなくなっていたこと。決して褒められた人物ではないが、人間くささを感じられるキャラクターだったことに気がついた。
    紫苑の天然っぷりには、もう笑うしかない。ある意味最強。

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    投稿日:2022.09.24

  • 23

    23

    このレビューはネタバレを含みます

    2019/01/01 再読。

    2023年2月23日-24日再々読。

    ・いいっすね~やっぱ。NO.6読んでると落ち着く。実家。


    ・紫苑が西ブロックに初めて出るとこ、にぎやかでいいよなあ。物騒は物騒なんだけど。ネズミは紫苑のこと世間知らずのお坊ちゃんって言ってるけど、銃をかまえた人にとびかかるとか普通の世間知らずのお坊ちゃんはできないよ…… 

    ・この辺もそうだし、ネズミに売春を持ちかけた力河に怒りのままに飛びかかるとことかから、紫苑の内に秘める大胆さとか、衝動の強さが垣間見えはじめている。ネズミのことになると我を忘れちゃうの(程度は異なれど)何回もあるんだからたまったもんじゃないよな。どんだけ好きなの。


    ・「きみのことを知りたい」「きみに惹かれている」な…… 紫苑の愚直とも言えるくらいまっすぐな感情、ありがたい。私はこういうキャラクターが大好き。

    ・これに対してネズミが「そんな言葉簡単に使うな、大切なかけがえのない相手に言うもんだよ(意訳)」と返しているけど、紫苑にとってはもう大切なかけがえのない相手っていうのがネズミなんだからなんの間違いもないんだよな、だからこそ「じゃあどう言えばいい?愛してるって言うのか?」なんだよな。

    ・ネズミにとって紫苑はただの命の恩人にとどまらず、人が(または自分が)人に救われることを教えてくれたたったひとりの人間で、それはもう大事な人なんだよな。でもネズミからしたら自分が紫苑に助けられたことで及ぼした影響って、自分をかくまったことで特別待遇の全てを剥奪されて市当局に監視し続けられ挙げ句に殺人犯としてでっち上げられそうになった、という客観的に見ればまったく良いとは言えないことばっかだから「自分が知らないことを知っているという意味で気になってるだけ」「あんたは情報がほしいだけ」と言っちゃうネズミの気持ちもわかるよ。

    ・そう考えると、ほんとにネズミに一目惚れみたいになってんじゃんね…… しかもネズミを手当てして以降ふとした時につぶやいたりお母さんに指摘されてめちゃくちゃ慌ててたりしてたっていうのは……

    ・いやでも「おれとNO.6、どちらを選ぶ?」って聞くのはなんなんだよ。


    ・イヌカシも出てきてうれしいね。イヌカシもかなり好きだ。西ブロックで商売をしてしっかりと生きているけれども、本来の歳のあどけなさがふと見えるところがわりと多くある。それくらいまだこどもなんだよね。

    ・あと沙布が治安局に連れ去られるのってこんな序盤だったっけな!? でもそもそも春までのお話だから全然のんびりしてないよな…… 

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    投稿日:2022.06.19

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