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高井研 / 幻冬舎新書 (25件のレビュー)
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総合評価:
まさし
2
生命は海底で生まれたのか?
生命を作ったのは自然進化なのか? 神が創り賜ふたのか? 宇宙から飛来したのか? 証拠がみつからないのでいろいろな説がありますが、本書では深海熱水孔周辺で生まれたであろうという説を素人にも分かりやすく…まとめてあります。 何度も生まれては死に絶えた数多の「一発屋生命」の中から、我々人類に繋がる進化を遂げた唯一無二の「オリジン生命」がどこかに居たことは間違いありません。 専門的な単語が出てくるのでどこまで自分の知識として吸収できているか分かりませんが、少なくとも「オリジン生命」の誕生プロセスが解明される日が生きてるうちに訪れるといいな。 と考えられるようになりました。続きを読む
投稿日:2016.08.25
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rice-addict
軽妙な文体。深海熱水孔で生まれた生命の話は興味深い。そこでは何度も生命が発生し絶滅したはず、というのは目からウロコだった。現在の活動の詳細よりも生命の誕生に関する考察にもっとページを割いてほしかったが…、好みの問題か。続きを読む
投稿日:2019.12.30
nakaizawa
(「BOOK」データベースより) オゾン層もなく、宇宙から有害光線が直接地表に降り注ぐ、40億年前の原始地球。過酷な環境のなか、深海には、地殻を突き破ったマントルと海水が化学反応を起こし、400度の熱…水が噴き出すエネルギーの坩堝があった。その「深海熱水孔」で生まれた地球最初の“生き続けることのできる”生命が、「メタン菌」である。光合成もできない暗黒の世界で、メタン菌はいかにして生態系を築き、現在の我々に続く進化の「共通祖先」となりえたのか。その真理に世界で最も近づいている著者が、生物学、地質学の両面から、生命の起源に迫る、画期的な科学読本。続きを読む
投稿日:2019.10.09
lutana2
何の関係もないと思っていた自分の学生時代の研究テーマが最後の方でちょっと関係していて興味深かった。科学はシームレス。
投稿日:2018.05.27
投稿日:2016.08.26
ルー
海底の熱水噴出口に生息し、太陽光のかわりに地球内部のエネルギーを利用する生命たち。これらを「暗黒の生態系」と呼ぶ著者による、地球最初の生命についての現時点での研究成果がまとめられている。実に楽しい書き…手であり、たんんある研究結果だけでなく、研究者の個性なども紹介されていて、ちょっと難しいところも「へー」と読んでいける。深海の熱水噴出口といってもいろいろあること、そしてある種のものは太古の生命誕生の環境が保存されている可能性があること、じつにロマンではないですか。続きを読む
投稿日:2014.12.20
kiwi
相変わらず熱い熱水微生物学者高井研。心配だった妙にハイテンションの文章もここではあまり気にならなかったし、大胆な仮説に近づいていく科学の冒険も面白い。ただ、肝心の「地球生物の起源」については妙に印象が…薄く、あれ、いつ最初の持続生命体が生まれたんだっけ? という感じ。ここキモなんで、もう盛り上げて欲しい。確かに、太陽に依存しない生命体は、古代地球ばかりではなく、異星の生命の有無の鍵を握るんじゃないかと思う。続きを読む
投稿日:2014.07.04
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