0
打海文三 / 中公文庫 (8件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
ともーん
思春期の男の子が大人になっていく話
海の近くのおしゃれな家で、ませた男の子が素敵な年上の大人たちと、セックスやその他のことについて哲学めいた会話をし、幼い頃亡くしたせいで曖昧な印象しかない母親を具体化していく話。 打海文三の書く女性は…みんな、強くてカッコよくて現実に知り合いにいたら疲れちゃうだろうけど、凄く素敵だ続きを読む
投稿日:2014.02.03
報告する
"powered by"
Dr.(読多ー)あんころ猫
この作家の作品は2冊目。独特の世界だなー、という感じはする。微妙に好みのような好みじゃないような。他の作品も読んでみようかな。
投稿日:2015.07.25
より
以前ハルビン・カフェを読んで面白かったので図書館で借りて読みました。展開的にはそれほど目新しい筋では無いのですが登場人物がなかなか面白く、語られるお話が上手なのでついつい読まされてしまった、と言う感覚…でした。 女性は商品だ、と言う一文はなかなか重みがありました。そして売春や娼婦と言う職業や概念は肯定しても自身の妻・娘をその立場に置くことは認められない。当たり前と言えば当たり前ですが。人間も基本的に女性が男性を選び、男性を頼らず子育てを行うのであればまた違った見解だったのだろうかと少し考えてしまいました。 後は全ての男は男に犯された方が良い。女性の立場が分かるから、とか中学生のポルノとかなかなか読んでいてニヤリとする場面が色々ありました。面白かったとも好きだとも言えないですがなかなか他にないような小説だな、と思いました。まあ最後の展開は正直、何であの子が?と思わなくもありませんが… そして解説を読んでなるほど、ミセス・ロビンソンの家でロビンソンか!ユウリカ!!と言う感じでした。そういうセンス、好きだなあ。続きを読む
投稿日:2012.05.22
sin
意味不明。 解説を読んでいると自分の読解力の足りなさを感じるが。 もうちょっと他の著作も読んでみたい。
投稿日:2012.03.25
neccolo
岬の一軒家で従姉妹と友人と共同生活をする主人公。幼い頃、母が失踪した事実が子心の傷となっている。 湿っぽい雰囲気になってもおかしくない設定なのに、 母が確信犯的な明るい女性で描かれることで、翻訳小説の…ようなからりとしたテイスト。似ている作家を挙げるとすると、ポール・オースター、サガン?続きを読む
投稿日:2011.10.29
あやこ
"ぼく"には順子さんという母親がいた。順子さんは、死んでしまった。正確には行方不明だが、状況から考えて自殺だと父親からそう説明されていた。 順子さんやぼく、それに1部の親族が住む予定だった家・Rの…を訪ね、従姉妹や伯父と出会い、様々な方向からの話を聞き、真実に近づいていく。 ――十七歳の少年の成長小説。 ――母親の自殺の謎を追うミステリ。 ――猥談。 どれも正解であり、どれも不十分である。(解説より) とあるように、ひとことではなかなか言い表せない。 打海さんの作品はこれが初めてだったんだけど、なんでしょう、この村上春樹感!!にもかかわらず、すごいって思わされるこの文才!! 解説によると元々連載時は女性の3人称の視点で書かれていたそうなので、そっちも読んでみたかったなあ。続きを読む
投稿日:2011.06.21
イクジマ
伊坂幸太郎のエッセイ『3652』で紹介されていたので読んでみた。基本的に少年少女が主人公の小説は好みではないので敬遠しがちだけれど、好きな作家がオススメしてるものに興味があって。 不思議な話だった。と…いうか世界観? 適度なハードボイルド。続きを読む
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。