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壁井ユカコ, 太田早紀 / ルルル文庫 (15件のレビュー)
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総合評価:
natsu721
エンドロールまであと、
許されない恋なのに、応援したくなってしまう。 悲しいけど、読み終わると何だか幸せな気持ちになっている本でした。
投稿日:2013.12.22
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milci
壁井ユカコさんにしてはフツーって感じが否めない… 結末も予想通りだったし。 傷が互いに鏡写しになるっていう設定は壁井さんらしい感じだったくらいかな。 そういうところは嫌じゃないんだけど、キャラも掴み…づらい、というか感情移入できないから他の作品ほど好きにはなれないなあ…続きを読む
投稿日:2012.10.20
sinauraragi
壁井さんは上手くいかない物語を書くのが上手だなぁと思う。 私的には全然大丈夫な話だけど、ちょっと読む人を選ぶ部類だとも思うので、その辺りに注意が必要かもしれない。 「青春モノ書いてくれぃ」というオー…ダーにこれを打ち出しちゃう壁井さんにはある種脱帽。ブレないで上手くいかない物語を書く人だな、と感心する。続きを読む
投稿日:2012.08.01
うらこ
このレビューはネタバレを含みます
壁井さんの作品は、「キーリ」が面白かったんだけど、これはちょっと私には合わなかったです。近親相姦もの・・・。エロい描写はないんだけど、身内に欲情する話はあんまりです。 あと、一卵性の双子という設定ですが、男女の双子が一卵性になることはありえないです。性別が違うのは二卵性なはず。こういうのもちょっとって思っちゃいました。
投稿日:2011.06.08
ami
壁井ユカコ先生の小説ということで買いました。 これまた切ないです。 どうにかしてあげたい!血が繋がってる双子だけど2人で幸せになればいいと思いましたが・・・。 最後はキーリの時くらい泣きました。 読ん…でる最中は本当に悲しくて悲しくて大変でした。 でもすごく心に残るお話でした。続きを読む
投稿日:2011.04.23
みけ
できれば、左馬之助には死んで欲しくなかった。 内容はうう・・・んって感じかなあ。 というより、壁井さんの本ってことですこし期待しすぎたかも
投稿日:2011.03.14
菜の花
双子の高校生右布子の運命に翻弄される物語 読了日:2008.06.14 分 類:ライトノベル ページ:322P 価 格:514円 発行日:2007年8月発行 出版社:メディアワークス …評 定:★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : 佐々 右布子 語り口 : 3人称 ジャンル : 青春/恋愛小説 対 象 : ヤングアダルト向け 雰囲気 : 青春もの 結 末 : Happy ENDではない イラスト : 太田 早紀 --------------------------- ---【100字紹介】-------------------------- 旧家に生まれた双子の高校生、右布子と左馬之助。 生まれて初めて積極的に友達を作ろうとしたり、 映研の活動に参加したりと、恋や青春に揺れる右布子。 置かれた環境や運命に翻弄されつつ、心身ともに成長していく物語 --------------------------------------------- 主人公は双子のひとり。本来なら性別が揃うはずの一卵性双生児。しかし、性別が異なります。作中ではその理由に関しては断言はしないですが、保健医の先生の憶測としては遺伝子のコピーミスが挙げられています。(というか、どこかでミスがないと絶対無理なので妥当ですね。)多分、おかしいのはメインの方の右布子。最初の1ページ目でいきなり明かされる、余命。ま、でも当初余命の10歳まで生きられません、はどんどん延びてすでに彼女は17歳なのですが。ので、まあ、身体が弱い人ってくらいで。その他にも性染色体異常に関わるエピソードが途中で明かされるので、それなりにこの設定は生かされているのかも。 で、舞台は主に高校。握力がなくてペットボトルのふたすら開けられない右布子は、教室よりも保健室にいることが多くて、更にその保健室を間借りしている映画研究会に所属しているから、高校内での舞台は保健室が多いかも。途中で映画研究会の撮影で高校内を動きますけど!プールとかフューチャーされます。でも水着は無いです、秋だから。 それからもうひとつの舞台が家。双子の生まれたのは旧家。お屋敷を支配するのはおばあちゃま。非常に厳しい女系の家で、絶対支配者のおばあちゃまに嫌われた 入り婿の双子の父親などは、家の敷居をまたがせないとかで、家を追い出されて東京にいるらしい…。そんな怖いおうちです。 主人公はメインとしては佐々右布子で、1・3・6章と終章。他の章はそれぞれ、2章が清野亜寿、4章が西丸貴大、5章が佐々左馬之助と視点が変わります。 病弱で人付き合いの苦手な右布子は、どこか浮世離れしていて、友達も一人もいない女子高生。そんな彼女が友人を作ろうと努力してみたり、流れで所属している映画研究会で主演になったりと、初めて「青春」というものを知っていく…というのが前半。 右布子の、友人がいないこの状況、もしかしたら結構共感できる人も多いのでは。友人が出来ない、でも友達なんていなくても…、でももしも友達というのがいたとしたら…。だけど、周りの人たちは何を考えているか分からない。いや、分かってみたら、自分のことなんて見ていないことだって。みんな、自分のことなんて…。ここで、ああ、右布子って可哀想だな、なんて思ってみたりするのですが、2章で亜寿の視点で語られるこの「友人問題」も、やっぱり納得なのです。視点が変われば内容が変わる。どちらが正しいとかではなくて。 章ごとに視点が変わりますが、読んでいるとみんな、自分のことを考えるのに必死で、それでもちゃんと人と人との関係が結ばれていって…、そういうのが面白いなと。主人公だけが可哀想な環境にあったり、絶対的に良い人だったりするわけではないのも、いいですね。そんなに最初から優れた人だったら、もう成長の余地は無いわけで。 恋の物語は、最終的な「たったひとつの正解」は、まあこの辺りが着地点だろうなあとは思っていましたが、何というか、やっぱり淋しいです。壁井ユカコらしいといえばらしいですけれども。。。終わり方としては、"No Call No Life"に近いかな。最後の一文に、次への希望があるのでしょうけれども…。でも、希望がすべての人に同じように訪れたわけではない、というのが悲しいです。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★★ 独 自 性 :★★★ 読 後 感 :★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…佐々 左馬之助 「今を撮りたい。今の俺たちを、そのまんまを」(西丸 貴大)続きを読む
投稿日:2010.10.11
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