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多崎礼 / C★NOVELSファンタジア (65件のレビュー)
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総合評価:
てと
3
ただの魔物の話ではない
2人の語り部が順番に色々な物語を語っていきますが、それぞれが少しずつ繋がっていって感動しました。 人を食べる魔物のせつなくて悲しい話にじーんときます。
投稿日:2013.09.25
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コプ眠
多崎礼デビュー作ということで、C★NOVELSバージョンを手に取りました。 島の点在するような世界で、島主の家系に魔物が時折現れる。どんなに普段普通にしていても魔物は冬至の日には人を食べるモードとなる…。しかし、不死の身体を持つ。魔物が冬至に正気を保つには、魔物が夢中になる話が必要。語り部はそんな魔物に昔話をする人。 とても濃密な世界観!勢いで読むと、登場人物がわからなくなるので、メモや記憶をしっかりしていった方が楽しめます。なぜならバラバラだった語り部の話が繋がってゆくからです。その全体理解への難しさが★1減要因ですが、この頃からレーエンデ物語への実力がおありなのだな、と思わされるお話でした。やや残酷な描写あり、中学生から。続きを読む
投稿日:2024.05.08
Jacky
子供達が大絶賛していて薦められた本 おもしろかった! 一つ一つのお話が繋がっていて おぉ!となるんだけど なんせ私の頭では名前が覚えられなくて たぶん感動は子供達の半分ぐらいしかなかったはず笑 もっと…しっかり理解して読んでいたら 感動も大きかったのかもしれない。 外伝が収録されている新しい煌夜祭もあるみたいなので それを読む時はもっとしっかり名前を頭に叩き込みながら読もうと思う。続きを読む
投稿日:2024.03.30
sitibu
ええ!これがデビュー作なの?!と、思うくらい緻密なファンタジーでした。どうしてこの作家さんの存在を認識できてなかったのか不思議なくらい面白かったです。 舞台は島々。島主からはたまに魔物が生まれる。そ…の魔物は人間を食べるけど、話し続ければ食われない。魔物の力で島々が救われる反面、魔物は迫害される。章ごとに主人公が変わって、各々の視点からひとつの真実が見えてくるスタイルの展開でした。過程はきついことが多いけど、終わりは爽やかで面白かったです。ファンタジーだけど、人間の深い業を煮詰めたような話運びで良き。続きを読む
投稿日:2024.03.18
大吉堂
冬至の夜に語り部が集まり、夜通し物語る煌夜祭。 人を食らう魔物、島と島との争い、助けたい人、助けられなかった人。物語と物語が重なり合い、新たな面が見えてくる。全てが語られた時に見えるもの、伝わる想い。… 物語に惹き込まれ、物語に魅了されます。続きを読む
投稿日:2024.02.27
コルク
このレビューはネタバレを含みます
国を変えようとする彼らの熱い心、侵してしまった罪の意識、想い人を守り抜こうとするリィナとクォルンの姿、語り部として生きる道を選んだ彼らの決意…物語のあらゆる場面に感動要素が散りばめられている レーエンデ国物語での恒川光太郎先生のお言葉をお借りするなら「読後、放心し、空を見上げ、クォルン、と呟く」。
投稿日:2023.11.02
kurione
レーエンデ国物語がSNSで盛り上がっていたので、何から読もうか迷っていたら、阿津川辰海さんが大ファンだったそうで‥入口になったというこちらを。 久しぶりのどファンタジー。ページ数に対し、島の数など作り込まれた世界観。多少気圧されつつも、連作短編にが進むとどんどん楽しく読めた。 性別の叙述トリックや、複数の名前を持つことから、誰と誰が同一人物なのかを考えながら読むことになる。 カタカナ名前なんで、これが結構辛い。 ただ、小中学校の学級文庫とか図書室にあったら、夢中で読んでいただろうな‥自分で二次創作も好きに書いていたかも、と思いを馳せた。(刊行時にすでに社会人なので、年代はずれまくっている)
投稿日:2023.07.22
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