シャトゥーン ヒグマの森
増田俊也(著)
/宝島社文庫
作品情報
あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の電子化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』、吉村昭 『羆嵐』、志茂田景樹『黄色い牙』。本書、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』は、久かたぶりに出たこの手の話の傑作である」(解説より)
マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、ライオンの首を一瞬でへし折るパワーをもつ巨大ヒグマ、シャトゥーンが襲いかかる! 電話も通じない孤立無援の状況下から脱出することは出来るのか!?
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商品情報
- シリーズ
- シャトゥーン ヒグマの森
- 著者
- 増田俊也
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 宝島社
- 掲載誌・レーベル
- 宝島社文庫
- 書籍発売日
- 2009.06.05
- Reader Store発売日
- 2021.04.26
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 379ページ
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この作品のレビュー
平均 3.3 (86件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
雪の北陸旅行に行く車中で、気分を盛り上げようと読みました。
レビューの続きを読む
恐い。新幹線の中で挙動不審になった。
冬の北海道で、冬眠に失敗した母子羆の食糧確保と食糧にみなされた人間たちの戦い…というか、ヒロイン以外が相手だと圧倒的なワンサイドゲームです。
パニックものに分類していいかなと思うくらいの羆無双ですが、折々になぜヒグマが冬眠に失敗したのか、なぜこの地にきたのか、なぜ人間を襲い始めたのか…という原因と結果も伏線として作っているので、ミステリーといえばミステリー。
本文は本当に恐くて、生きたまま人が食べられている感覚を、その食べられている人主観で描いたりとか、グロいけれど筆が力強く、ぐいぐいと引きずり込まれます。
過去の有名な熊害や熊の習性などにも詳しくて、読むと益々山には行かない!という気分にもなります。
評価を抑えたのは、ヒロイン補正が強すぎたせいかなあ。前座的に食べられていった人たちがちょっと気の毒です。
ヒロインが超人な理由も、彼女と同等の知識をもつ人たちが終盤まで生き延びていることも、ちゃんと説明されているので、ご都合主義ってほど違和感はないけど…でもあれだけのスーパーギンコ相手に一人で立ち向かってるのは、少しだけ引っかかった。
あと、元凶である教授が「自分の死体を熊に食わせてくれ」っていうのがもう、ありえないくらい腹が立った。人間の味を知った熊は殺すしかない、というのを知ってるくせにその発言はないと思う。
結果的に熊害が起きて人が近寄らなくなることを喜ぶのと、殺される運命の熊を仕立て上げてまで森を守るというのは根本的に違う。
弟も「恩師の体を熊に食わせるのは忍びない」みたいな理由で食わせなかったけど、それは違うよ。そう言った弟にもがっかりしました。
同じヒグマ本で「羆嵐」を前に読みましたが、あちらに比べるとこちらの方が、時代が現代である分読みやすさというかキャラクターが好戦的で、私利私欲も入り混じってて軽妙に読めます。
「羆嵐」は寒さと恐怖と絶望が染み入ってくる感じで、痛ましいが読み進まずにいられない。
フィクションと事実を題材にした物語の差をまざまざと感じられて、どちらも好きです。投稿日:2012.03.04
にわかには信じがたいね。
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』『七帝柔道記』で存分に楽しませてくれた人が書いた小説とは。
ストーリーありきなのか、設定や場面描写、人物描写に粗が目立つ。小説だ…からヒグマの怪物化はまだいいとして、研究者たちを庸劣化しているのはいただけない。マイナス40度近くの気温や積雪を甘く見すぎているのも。
濃情でタフな女を据えたかったのだろうけど、これじゃ通り越して超人だ。怪物対超人を書こうとしたわけじゃないでしょ。
面白くなりそうなのに、違和感、呆れの気持ちが強くなっていくのは残念。
─ここから感想外─
もうさ、バキのジャックでも登場してやっつけちゃいましたエンドでどうかな。やられ役になったジャックなら負けるかもしれないからピクルか、雄ちゃんで楽勝だ。そう思っちゃうぐらい漫画あるいはB級モンスターパニック。続きを読む投稿日:2024.04.21
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