1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
伊藤羊一(著)
/SBクリエイティブ
作品情報
●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!
・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。
●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない
・「話が長い、手短に話せ」と言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。
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この作品のレビュー
平均 3.8 (538件のレビュー)
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【感想】
「相手に要点を理解してもらって、そして実際に動いてもらうために、1分で話す」。
これが本書の要約です。
プレゼンの1番の目的は「相手に動いてもらう事」と定義した上で、「しかし、そもそも人は他…人の話を聞いていない(聞いていたとしても100%覚えきる事は不可能)」と問題提起をし、ネクストアクションのために自身のプレゼン要点を相手に分かり易く伝える事の重要性を説いた本です。
ただ、冒頭で筆者が、
「ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかもそのことに気づかない。」
「不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通る」
と書いてありましたが、
この本自体、ページ数が一般的なビジネス書と同じくらいあって、冗長すぎないか?とツっこんでしまいました(笑)
この本を実践で活かすなら、作中にもある「PCSF」を聞き手に1分でプレゼンすれば良いと思います。
(「PCSF」=「Problem:問題の定期」⇒「Change:変化」⇒「Solution:解決策」⇒「Future:未来」)
PCSFとは、現時点の問題点をしっかり提示し、解決・改善のために具体的に相手にどのようなアクションを行なってほしいというプレゼンテーションを行なうということ。
プレゼンにはアイスブレイクという贅肉も必要ですが、やはり聞き手としては要点を絞ってもらったり、具体的なネクストアクションを提示された方が頭に残り易いですよね。
僕も仕事上プレゼンテーションを行なう機会が多いので、この点を意識してやっていこうと思いました!
【内容まとめ】
0.私が言うプレゼン力とは、「人に動いてもらう力」です。
何のためにプレゼンするのか?それは、「聞き手を動かすため」です。
相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。
1.「1分で話す」重要性
ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。
ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。
2.人はそもそも人の話を聞いていない。
どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。
3.考えるべきは、「ゴールは何か?」である。
プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。
4.「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
自分は相手にどう映っているのか?自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。
5.新しい取組みを説明する時の「PCSF」
「problem:問題」「change:変化」「solution:解決策」「future:未来」
→こんな問題がある
→これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
→この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
→そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。
【引用】
ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。
p7
ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。
p18
人はそもそも人の話を聞いていない。
どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。
p19★
私が言うプレゼン力とは、発表スキルなど話すスキルではありません。
「人に動いてもらう力」です。
相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。
p24
・何のためにプレゼンするのか?
それは、「聞き手を動かすため」です。
言葉を使って、あなたが望むゴールに、聞き手を動かしていく。
これが大事なのです。
「相手を動かす」。これを明確に意識しましょう。
p30★
考えるべきは、「ゴールは何か?」です。
プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。
p35
プレゼンはあくまで「手段」
大切なのは、目的と次回アクションを明確にして、「相手を動かす」こと。
“相手を動かしてなんぼ、相手が動くためにできることを全てやり切る”
そんな意識を持って臨みましょう。
p42★
・結論を先に。
ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう
ピラミッドストラクチャー(結論→根拠×3)
伝えたいことの骨組みである「結論と根拠」のセットを構築し、「結論は◯◯です、理由はABCだからです」、これだけでOK。
p100★
・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
大人でも、少し難しい言葉を使うと迷子になってしまう可能性がある。
「スッキリ カンタン」を徹底しよう!
p149
・「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
自分は相手にどう映っているのか?
自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。
p158
・新しい取組みを説明する時のPCSF
problem:問題
change:変化
solution:解決策
future:未来
こんな問題がある
→これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
→この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
→そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。続きを読む投稿日:2021.02.14
結論 根拠 例
はじめに結論を言う。
次にその根拠を述べる。なぜならばという言葉を使う。
最後に例えばこんなあります。
例は無理に3つにしなくてもいい1つでも大丈夫。
対話で話す場面はすぐに結論…を言うのではなく、2人でピラミッドを作っていくイメージ。
プレゼンの場合の声は相手に届くように話す。続きを読む投稿日:2024.04.14
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