愛子さまと悠仁さま―本家のプリンセスと分家のプリンス―
大島真生(著)
/新潮新書
作品情報
四一年ぶりの男児でも、ここまで違うものなのか。皇室にはどこよりも、生まれた家の違い、男女の差が歴然と存在していた――。名付け親、儀式の内容、ボディーガードの数、一家の予算、皇居を訪ねる際に通る門……。何から何まで、愛子さまと悠仁さまでははっきり異なる。その「立場の差」が意味するものとは何か。現役の宮内庁担当記者が、五歳違いのおふたりの成長から読み解く平成の皇室、その未来。
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商品情報
- 著者
- 大島真生
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮新書
- 書籍発売日
- 2007.09.18
- Reader Store発売日
- 2011.12.28
- ファイルサイズ
- 2.2MB
- ページ数
- 207ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (9件のレビュー)
-
[ 内容 ]
四一年ぶりの男児でも、ここまで違うものなのか。
皇室にはどこよりも、生まれた家の違い、男女の差が歴然と存在していた―。
名づけ親、儀式の内容、ボディーガードの数、一家の予算、皇居を訪ねる…際に通る門…。
何から何まで、愛子さまと悠仁さまでははっきり異なる。
その「立場の差」が意味するものとは何か。
現役の宮内庁担当記者が、五歳違いのおふたりの成長から読み解く平成の皇室、その未来。
[ 目次 ]
第1章 皇太子家と宮家
第2章 女の子と男の子
第3章 宮内庁病院と愛育病院
第4章 愛子さま「語録」と全活動データ
第5章 プリンス誕生のドラマ
第6章 赤誠の皇宮護衛官たち
第7章 しつけから帝王学へ
第8章 恋人選びと結婚
第9章 結婚の儀
第10章 皇室典範をめぐって
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]続きを読む投稿日:2011.05.23
このレビューはネタバレを含みます
父が貸してくれた本。
レビューの続きを読む
自分じゃ絶対手に取らないタイプの本です。
現皇室典範では皇位継承権がないのにもかかわらず皇太子家(執筆当時)に生まれた愛子さんと、同じように天皇の孫(執筆当時)でありながら、な…おかつ皇位継承権を持ちながら、宮家に生まれたというだけでいろいろと差をつけられている悠仁くんについて、多くの視点から比較し憤慨している著者。
勉強不足の若手ライターが書いた本なのかと思いきや、現役の宮内庁担当記者だそうで、だとするとこれはたちが悪いなあと思った。
今後のことはさておいて、今現在(いや、執筆当時)、皇太子家と宮家は差をつけねばならないでしょう。
例え兄弟だとしても、今は立場が違う。
全ての宮家に皇太子家と同じだけのお金を費やせと?税金から?
または皇太子家は宮家と同程度の予算で賄えと?
それはそれで私はいいけど、対外的に格好悪くないの?
国民は納得するの?
違うの。
悠仁くんは将来天皇になる身なのだから、もっと予算も人材も皇太子並みに使ってお育てせよってことなの。
でも皇室典範を変えるとも変えないとも決まっていない現状で、それはなかなか出すぎた行為だよね。
というか、そういう声が出て、周囲も本人も勘違いすることがないように差をつけているのだと思うのだけど。
クーデターが多発した昭和の初め、陸軍では昭和天皇より秩父宮でという声が多かったというのもあって、兄弟といえども立場の違いを明確にすることが大事だと、そういう経緯を現役宮内庁担当記者が知らないわけはないだろうに、こういう本を書くのか。
差別社会の究極が天皇制なわけで、家格による差別はいけないというのなら天皇制は成り立たないでしょう。
今の皇室典範の変更をしないというのなら、愛子さんも、悠仁くんのお姉さん二人も宮家からいなくなり、悠仁くんのお嫁さんは100%男子を生まなければならないということになる。
今後の安定のためには2~3人産んどいてくれればなお良し。
そんな条件の人のところに嫁ぐ勇気のある人と相思相愛になれればいいですが。
本当に天皇制が今後も必要なのか。
どうしても男系男子じゃなければいけないのか。
最新の科学技術を駆使して人工授精というわけにはいかないのか。
いろんな角度からの議論が必要と思います。
「伝統が!」という意見があることは重々わかっておりますが、側室制度をなくした時点で伝統よりも時代の流れを取ったのだから、もう「伝統」だけを錦の御旗にする必要もないと思うのだけど。続きを読む投稿日:2019.08.13
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