羆撃ちのサムライ
井原忠政,本庄敬
羆撃ちのサムライ
明治二年、北海道がまだ蝦夷と呼ばれた頃。箱館戦争で新政府軍に敗退した旧幕府軍の伍長・奥平八郎太は、兄の喜一郎そして戦友の佐吉とともに、箱館のはるか北の遊楽部の森に落ち延びる。深手を負い衰弱する八郎太と佐吉は、このまま犬死にしても意味はないと兄一人を逃がす。だが、その直後に300kg超の巨大な羆(ヒグマ)に襲われてしまう。羆に殴られ森の中で昏倒していた八郎太は、羆撃ちを生業とする元庄内藩士・鏑木十蔵に救われ・・・・・・すべてを失った敗残兵が北の大地を舞台に羆撃ちとして再生するビルドゥングスロマン。・・・
主な要素
そのほかの主な要素
- 馬
- 異形
- 巨人
- 鬼
- 弓
「羆撃ちのサムライ」に似た漫画10選
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【電子書籍版『日露戦争物語』1~3巻を収録した合本版!】日露戦争において劣勢状態の日本を救った、大日本帝国海軍中佐・秋山真之(あきやま・さねゆき)作戦参謀。彼の人生を描いた、史実に基づく壮大なストーリー。明治7年、秋。秋山淳五郎真之が6歳の頃から物語は始まる…
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東北地方のど真ん中をはしる奥羽山脈。その山脈の襞深く、熊掌を求めて分け入る狩りの一団があった…。人はこの男たちを《マタギ》と呼んだ。マタギの里・阿仁にはレッチュウと呼ばれる狩り集団があり、その中でも《雷レッチュウ》を束ねる「転び射ちの辰五郎」の異名を持つ長・辰五郎は百戦錬磨のマタギであった。複数の異名を持つマタギのなかで、「野いちご落としの三四郎」の異名を持つ三四郎は最年少でありながらレッチュウの実力者として成長していた。そんな中、熊に襲われた村を救うため、阿仁から派遣させられたのは三四郎であった! 矢口高雄先生がお贈りする大自然の中に生きる人々、そして生命をテーマにした壮大な物語。第五回日本漫画家協会賞大賞受賞作。第1巻(全4巻)!!
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時代は太平洋戦争の日本――。血のつながらない兄・紀良と妹の萌子は悪化する戦況下で慎ましく暮らしていた。愛する兄の傍で暮らせるだけで萌子は幸せだった。そんな最中、学生だった紀良も招集され特攻隊員として戦場に送られることに。許されざる恋と知りながらも、想いを伝えるため萌子は兄のいる飛行場へ向かったのだったが…。戦時に生まれ、生きて、恋をして消えていったたくさんの「花」たち。禁断の愛を紡ぐ「天海の桜」、特攻隊員の夫を見送る妻の悲哀「赤とんぼ」など、愛する人への想いを貫き通した人々の戦時ドラマ。
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正義の味方コンビ・中大兄皇子と中臣鎌足が、大悪人の蘇我入鹿を成敗して成し遂げた政治改革を「大化の改新」と言う。日本古代史上、最大級の暗殺事件だ。明治17年、美術研究家アーネスト・フェノロサと岡倉天心は奈良の法隆寺・夢殿の中にある謎の仏像を見ようとした。その仏像は「救世観音」と呼ばれ、聖徳太子をモデルにしたとされる。ところが白布でぐるぐる巻きにされて1200年以上も封印され、誰も見ることができない。おまけに、その仏像を見ようとすると天変地異が起こるという伝承まで残されていたのだ。ふたりが夢殿の扉を開こうとすると、恐怖に駆られた僧達が逃げ出すほど。しかも仏像を調べると、後頭部に釘が打ち込んであった!!ありがたき聖徳太子の化身を、なぜ人目に触れぬよう封印し、釘を打ち込み、絶対秘仏とせねばならなかったのか? まるで、その祟りを恐れているかのようである。ここで日本古代史上、最大の暗殺事件の犠牲者が浮かび上がってくる。「大化の改新」の真相は、中大兄皇子(天智天皇)と、父親を殺された大海人皇子(天武天皇)との、壮絶な兄弟喧嘩の号砲だったのだ・・・・・・!!似ている要素
- 鬼
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家計のために奥女中となった少女・てや。
しかし大奥では将軍と先代将軍の確執、御年寄の陰謀で血みどろのお家騒動が勃発し……?
表題作「大奥 内ゲバ大炎上 ~水責め・飯抜き・つるし叩き~」ほか、
「恐怖の海」
戦争孤児の兄妹が見つけた働き口は、虐待横行のブラック過ぎる漁師島で!?
「神の子」
嫁ぎ先の村には不要な赤子を“間引く”風習が!?
「チャウパディ・ゴート ~不浄小屋に監禁された少女~」
月経の度に小屋に隔離!?
睡眠も食事も許されない過酷因習!!
絶体絶命の極限状態に抗う無力な少女を描いた全4作品を収録! -
戦争の本質を暴き、平和の尊さを考える。
まだアメリカ占領下の沖縄。ベトナム戦争が激しくなり、米軍基地からB52爆撃機が飛び立っていった。闘牛に熱を上げる父、グレて夢のない日々を送る息子。ある日、母は酒に酔った米兵のトラックにひき殺されてしまう。必死に米軍の責任を追及する息子は、沖縄の過去と現在に激しい怒りをおぼえてゆく。
他短編全4本収録。