ハチ参る【分冊版】
「がんばれよハチ、飼い主だっておまえが伊勢のお札を持って帰るのを楽しみにしてるって」――ケガをした飼い主のために、江戸からはるばるお札をもらいにお伊勢様へと旅立った忠犬ハチ。時は江戸時代。お伊勢参りは庶民に大流行りで、そういう犬を「参宮犬」と呼んで、人々は大事にしたものです。しかし勇んで旅立ったハチでしたが、野犬の群れにまぎれたり、仇討ちきょうだいと道連れになったり道中は思わぬアクシデントだらけ。人々に助けられたり助けたりしながら、なんとか伊勢にたどり着き、ようやくお札を手に入れたと思ったら、ま・・・
主な要素
そのほかの主な要素
- 動物
- 狸
- 狐
- ウサギ
- 馬
「ハチ参る【分冊版】」に似た漫画10選
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『黒鷺死体宅配便』の“山崎峰水”が“山崎浩”名義で描く新境地!はじめての冒険は456キロメートル!?江戸から伊勢を目指し、子供ふたりが東海道をいざ進む!!江戸時代―親や主人の許可を得ずに、伊勢神宮へ向かう人たちがいました。名目上は伊勢参りというものの、彼らの目的は諸国漫遊などさまざま・・・少女・いちと少年・十は、伊勢にいる父に会うために東海道を進みます。【旅のしおり】第1話品川宿第2話川崎宿第3話神奈川宿第4話保土ヶ谷宿第5話戸塚宿第6話藤沢宿第7話江ノ島第8話平塚宿第9話大磯宿
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柳沢吉保の家来・富樫十兵衛の依頼を受け、水戸黄門の命を狙って城に侵入した日暮半九郎。1年後、何故か水戸黄門に代わって世の悪を退治すべく、格さんと一緒に旅にでる。「日暮半九郎」「血しぶき猿組」「辻斬り」以上、傑作3編を収録。
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車に轢かれそうになっている犬をかばい、交通事故に遭ってしまった桃萌。死を覚悟する桃萌だったが、次に目覚めるとそこは見慣れぬお屋敷で、事故の傷はすっかり癒えてしまっていた。戸惑う桃萌の前に現れたのは「徳松」と名乗る見目麗しい青年。「ここは幕府直属の妖御囲場。妖専門の保護施設です――」 聞けば桃萌が助けた犬は化犬で、妖を助けたことで特別に、妖の力で甦ることができたのだという。どうやらこの世界は、江戸の徳川綱吉時代によく似た異世界らしい。元の世界への帰り方が分からない桃萌は当分の間、人間であることを隠して妖御囲場で働くことに。しかし徳松を含め、妖御囲場の妖は人間を嫌っている者ばかり。中でも妖御囲場のナンバー2である生琉は人間をひどく憎んでいた。その憎悪は桃萌にも向けられ・・・・・・。
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【目指せ、119ヶ所コンプリート!】浮世絵師・歌川広重による「名所江戸百景」。何気ない江戸の風景を捉えた119枚の絵は、当時の人々を魅了した。作中に描かれた場所は今、どうなっているのだろう? ふと思い立ったナリムラは、各所を徒歩で巡るプチ旅行を決行する!
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元禄二年早春。その頃江戸はすでに人口百万を数えロンドン・パリを凌ぐ世界第一の都市であった。徳川五大将軍・綱吉の戌年生まれにことよせた「生類憐れみの令」は二年前に発令されていた。柳沢吉保が将軍の補佐役側用人になったのはその前年十一月のことである。柳沢吉保は江戸町内の一人の老人を監視していた――その男とは松尾芭蕉。俳人として高名であり人徳もあったその老人の真の姿は、伊賀者の中心となる「忍び」であった! 芭蕉が旅に出ることを聞きつけた柳沢は、その真意を警戒し甲賀衆を放つが・・・!?