十次と亞一
売れない漫画家・小林十次は、ひょんなことから売れっ子の幻想小説家・大江亞一と出会う。しかしこの男、浮世離れしていて手が掛かる。それにときたま、向けられる視線に妙な気迫があるような……。大正期の架空の下宿「緑館」を舞台に、複数の文学作品を下敷きにして描く、奇妙な縁が絡み合った二人の男の物語。描き下ろしの後日譚も収録。
主な要素
そのほかの主な要素
- 落語
- 美術・アート
- 動物
- 音楽
- 友情
「十次と亞一」に似た漫画10選
-
花塚姫子12歳、土屋文治30歳。ふたりの関係は「許婚」だった――。西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。華やかで活気に溢れたその空気の中で、「文治さま」「許婚殿」と呼び合うふたりは、18の歳の差を超え、ゆっくりと愛を育んでいく。『ルドルフ・ターキー』でアメリカ黄金期を活写した長蔵ヒロコの最新作は、濃厚で芳醇な愛の物語。読切掲載時に熱狂的な支持を得て連載化が決まった本作がついに刊行!! 分冊版第1弾。
-
大正13年、親の借金のため、何も知らぬまま吉原に売られた19歳の光子。花魁・春駒として遊廓で働くことになったが・・・ 実在した花魁・春駒が書いた『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』を基にした、大正花魁残酷物語。
-
時は大正――。容姿端麗、成績優秀、家柄も良く女子の憧れの的である佐倉真弓。彼は家にやって来た使用人・仲本加尾の事が大嫌い。だが、読み書きのできない加尾に勉強を教える事になり・・・?(この作品はAneLaLaVol.28に収録されています。重複購入にご注意ください。)