芋虫
手塚治虫文化賞受賞作『パノラマ島綺譚』で、世界を震撼させた漫画界の魔神が、再び、巨星・乱歩の原作に挑む。今度は、乱歩全作中・・・いや、日本文学史上、最高に危険な問題作。グロテスクでエロティックな漫画表現の極限に向けて、世界的アーティスト・丸尾末広が今、恐るべきその本領を全面開放する。
主な要素
そのほかの主な要素
- 映画
- 昭和
- 短編集
- 狂気
- 作家
「芋虫」に似た漫画10選
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山奥の温泉宿にやってきた男と女。隣の部屋に住む男のことが気になる女……。世界中から注目を集める新鋭が、どこへも行けない女と男の瀬戸際を切なくエロティックに描く傑作短篇集。
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裏の世界で働く直樹。彼の仕事は、女に快楽を教え込むこと。そして調教された女は誰かに買われていく。そのくりかえしの単調な生活。ある日、売られてきた女、美羽(みう)。美貌の彼女は、世間知らずなくせに心は汚れない女だった。だが、体を重ねて一緒に生活していくうちに、いつしか二人は恋という破滅の道に堕ちていき―…。甘く、切ない、エロティックな恋。
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ナオミ・レモンの描く女の子たちは挑発する。エレガントに、セクシーに、どこか戸惑いを見せながら、なにか漠然とした不安を抱えながら、でも毅然として挑発する。ナオミ・レモンの女の子たちは、夢と現実の間に架かる浮橋の上に危うく住まう。エロティックなほどに危険に住まう。この画集では、そんな女の子たちのさまざまな表情が、華やかに切なく咲き乱れ、夢幻の陶酔にわたしたちを導いてくれる。女の子たちは2000年代初頭にそのオリジナルが描かれているが、この間に私たちを通り過ぎた時間により美しく研ぎ澄まされ、今最高の輝きを放っている。原石が磨かれて美しさが解き放たれるように……。この最高の輝きの世界に入り、エロティシズムの戯れと、夢幻の、至福のひと時におぼれていただきたい。※本書は2006年に刊行された『Wonders Don’t Care ナオミ・レモン作品集』(扶桑社刊)に対し、ナオミ・レモンが現時点のリアリティに基づいて再構成し、新たな作品としてよみがえらせたものです。ただし、同書の巻末に入っていた、安野モヨコ先生との対談などはそのままの形で掲載されています。
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女子高生2人、エロ漫画にかける性春!少女漫画を描くのが好きな純情ギャル・田中。エロ漫画家として活躍中の無表情系地味子・寺尾。全く正反対のタイプな2人は、奥が深くて可能性に溢れた「エロ漫画」の世界に足を踏み入れる――!「大上さん、だだ漏れです。」の著者が描く、思春期女子の欲望モロ出し★性春漫画家マンガ??
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【これって…死体ですよね?】 前作「フラクション」に続く長編奇想空間・書き下ろし単行本第2弾! 事件や事故の現場を再現し、被害者の霊を呼び出す降霊イベント“アナモルフォシスの館”。特撮セットの中で非業の死を遂げた男の霊の降霊に成功するが、イベント参加者の男女6人が次々と怪死を遂げていく…。