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篠原信 / 集英社インターナショナル (4件のレビュー)
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あかた
世界の哲学者たちは常識破りをしてきた考えを持つ偉人であり、世界をアップデートしてきた。 そこから学びとることは、すべての常識を疑うことではなく、前提条件を疑うということ。 西洋哲学はそれら思想の理由が…あり、反証できる点があったためアップデートされてきた。 東洋思想は理由を語られておらずいかようにも解釈ができたこともあり、並び存在し、繰り返して構築されながらもずっと守り続けられてきた。 立ち止まって考えてみること、だろうか。 83冊目読了。 続きを読む
投稿日:2024.04.27
スティーブ
哲学により、人々の考え方のみならず政治や生活の変化していく様を歴史的に述べているのが面白かった。 印象的だった部分はギリシア哲学者3人。 高校で学んだときとは違う印象を受けた。 ソクラテス→ごくわず…かの天才に知識が開かれている世界から凡人でも自ら問い続けることで知性を磨くことができる世界に。 プラトン→人知が介入できないと思われていた国家は優れた個人であれば国家を形成することができると説いた。(リュクルゴスによるスパルタ王国の影響) アリストテレス→観察によって知性を磨くことができる。専門家でなくても物体を観察し、細部にこだわり、誰も気にもとめていなかったことに気づくことで真実にたどり着く事ができる。凡人にも知を開いた。 デカルトが疑い続け真実導き、絶対真実を増やしていく考えを主張。 その後もカント、ヘーゲルが理性説を進化。 イギリス経験論もあったが、どちらも個人の賢さや優位性を追求する面があった。そういった人間として優れている人はこうゆう人だと言った考え方があるからこそ、ナチス、スターリン、ポル・ポトが生まれた可能性もあると記述。 今自分の考えた方に近い↓ フロイト、ユング→適応できず精神を病む人の存在。理性だけが大事じゃないよね。 レイチェル・カーソン→大切なのは知識の量ではなく興味関心の強さ。体験を重ね、体験ネットワークを広げることでじぶんの興味の範囲が広がり、その分野に関して深い知識を身に着けようとする同期が生まれる。 カール・ポパー→絶対などない。科学理論として成立するには、それが成立しない諸条件を示す必要がある。逆にその条件が示されるまではその理論を妥当なものとして受け入れる方が生活はしやすくなる。 ケネスjガーデン→優れた個人を絶対視してはいけない。存在ではなく関係。関係でしか存在は把握できない。また客観的な事実よりもその人自身の経験からなる意見のほうが共感できる。 また経済学の流れもわかりやすかった。 アダム・スミス(市場経済)→マルクスの共産主義→ケインズの修正経済学→新自由主義→共産主義の再興 注意しなくてはならないのはアダム・スミスも完全な市場経済を望んではいないということ。市場に委ねすぎると格差や怨恨につながるからだ。成長を邪魔しない範囲である程度の制度を作ることが政府には求められている。 またこの時代に求められているのはリカードの条件付きの【比較優位説】であると思った。各国が複数の強みを有し、一つの強みが失われても脆弱性を保てるようにし、役割を分担しあうことが効率性の観点から必要。 続きを読む
投稿日:2024.03.31
正木 伸城
メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1771887223841103896?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
投稿日:2024.03.24
mamo
哲学や思想を「固定観念の破り方」という観点から読み直した思想史的な試み。 なるほどと思うところもあれば、いやそこはちょっと違うなとか思いながら読むわけだけど、まあ、そうやって頭が活性化することが「正…しい」理解より大事なことなんだろうと思う。続きを読む
投稿日:2024.02.27
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