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彬子女王 / PHP文庫 (18件のレビュー)
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basil
本書、作者名「彬子女王」 オックスフォード、マートンコレッジで、日本の女性皇族として、初の博士号を取得した、三笠宮彬子女王による、英国留学記。 文庫版の帯には「生まれて初めて、一人で街を歩いたのは日…本ではなく、オックスフォードだったー。」 また、お正月、お雑煮ではなくて「おひしはなびら」を頂くとの事。(漢字の変換出来なかった( ; ; ) お正月頃、和菓子店に有る、花びら餅の原型らしい。 留学中は多くの、恩師、友人知人に支えられ、勿論その立場もあり紹介される人々には恵まれるでしょうが、その人柄の良さが際立つ。 生き生きとした素直な文章は、好感度大! 大変な苦労をしつつ勉強をがんばり、母国語以外での論文を書き上げ、博士の印である赤と青のガウンを着られた、彬子女王すてきです!続きを読む
投稿日:2024.05.21
ぶくぶく
皇族とはいえ、自分の父親の言動に敬語を使われるのにははじめはびっくりして違和感があったけれど、二重敬語がふさわしい最高敬語を使われるお家柄であることを考えると、そういうものなのか、と段々と腑に落ちた。… ご本人はすごいことをされていて、もちろんお家柄の賜物である人脈もあるのでしょうが、とても努力されていて、読んでいてとても爽やかな気持ちになった。素直に応援したくなるし、羨ましくもあるけれど、同時に自分も自分の立場で頑張ろうという気持ちにもなった。 いつかまた再読したい。続きを読む
投稿日:2024.05.20
yunilla
わたしは留学したのも普通のアメリカの大学で学士課程だったし、普通に勉強しただけだったから、博士課程って大変そうだなぁで終わってしまうけど、同じ様な立場の人が読んだらどうなのかな?と。こんなに偉い人たち…に次から次へと簡単に会えて、教授してもらえるのかな?オックスフォードだからこんなの普通なのかな?その辺が分からない。続きを読む
投稿日:2024.05.17
pedarun
このレビューはネタバレを含みます
【博士論文の奮闘記】 とても読みやすく、興味深く拝読しました。 彬子女王さまは、父の寬仁さまもオックスフォードのマートンカレッジとに留学されたとのことで、小さい時からオックスフォードに行くと思いながら育ったとのこと。 でも博士課程まで修了するというのは予定外で、その奮闘がつづられていました。 本エッセイは、彬子女王さまが博士課程まで留学を続ける条件として、寬仁さまに化されたものでもあったらしく、雑誌にて連載されていたものを書籍化されたとのこと。 日本美術を学術テーマとされ、とくに、日本の美術品がどのように欧米に受け取られたのか、という国際的な側面を研究されている。 大英博物館に通い、物理的に日本美術品を掘り起こしていたり、 アメリカの美術コレクターとの関わり合い、など、 本当に、学びに飛んだ留学体験だったのだということが分かる。 先生方もユニークに描写されていて、いろいろなものが伝わってくる。 留学の醍醐味が詰まった本。
投稿日:2024.05.14
oneness20xx
336ページの中段は、ゴールを目指して一緒に体験を重ねていたんだと気づいた瞬間だった、著者のさまざまな思いを共有して、自分の体験もオーバーラップして、共振していた、穏やかな根底に瑞々しい現実が流れてい…た、著者の実体験、心情の近くに寄り添えてシンプルにとても楽しかった。読み終えた本、著者の気品に浸りながら、やっぱり出会いとか縁で人は生きているとか思いながら、ふと缶ビールとシウマイ弁当を片手にしている、この品のなさは、家族不在の一人の夜だったからということで-。続きを読む
投稿日:2024.05.13
身体が硬いひと
珠玉の留学期。皇室という点も興味を引かれるが、留学先であるオックスフォードの空気感、そこでの人々との交流の瑞々しさ、学問の厳しさなどが、ユーモラスに描かれている。
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