【感想】義妹にちょっかいは無用にて : 3

馳月基矢 / 双葉文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    将太と理世は、理世の結婚のために、大平家の養女になったので、兄妹の関係だが、……

    理世の結婚が流れ、その相手の弟から、付き合いを申し込まれる。

    理世を思い慕う将太は、複雑な思いも…

    ちょっとお転婆な理世だが、神経は繊細!

    遊女の感覚も、江戸と長崎では、周りの感覚が違うことも、この本で知り得た。 
    世界への目を向けた長崎。
    通詞、役人、学者が、憧れた長崎である。
    でも、以前読んだ本の一説には、外人相手の遊女は、長崎で日本人相手をしてはいけないとか、…
    決まりがあるようだ。
    少し、遊女を花魁のように描いているみたい。

    しかし、女の嫉妬と言うか、由良が、皆の前で、理世を口汚く、そして親の事を言うのには、辟易とする。

    そして、それに反論した将太にも、厄介者!と……

    才右衛門が、由良に夫婦約束を反故した場面は、なかなか、人を見る目があると、感心した。

    将太と理世 そして杢之丞の3人の恋の行方は、どう展開して行くのだろう。
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    投稿日:2024.05.16

  • advicekiyomidosu

    advicekiyomidosu

    現代でいう自閉症の将太。その不可解な言動に鬼子と呼ばれていた子供時代。
    どこの手習でも見放されていたが、白瀧親子の手習所で初めて居心地がいい場所を得る。
    矢島家の道場で、剣を習い、心身ともに充実していき、それが周りの人間や環境とも、少しづつだが対処ができるように。
    ひょんな事から養女となり義理の妹となった長崎出身のおりよ。おりよとの、関わりから一段と成長を。

    恋を知らない将太だったが、いつしか心におりよの存在が。

    自傷行為を繰り返す大店の娘や、騙された縁談などで環境は変わってゆく。

    恋心の変移を綴るとともに、将太の成長を中心のシリーズ3巻は第1シリーズとはひと味違うお味わい。
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    投稿日:2024.04.17

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