【感想】ふるさとは、夏

芝田勝茂, 小林敏也 / 福音館書店
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
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ブクログレビュー

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  • 723

    723

    このレビューはネタバレを含みます

    わああ〜これは神様からの贈り物だ
    出会わせてくれてありがとう
    こうゆうのに出会うと、ああ子供の時に出会いたかったって思うけど、これは今読んでも子供の自分と同じ楽しさで読めたと思う
    誰かの鞄にそっと忍ばせたり、古書店の本の隙間にそっと潜り込ませたいな〜〜〜やんないけど
    誰かに読んでほしい〜〜〜

    しかも芝田かつもって名前可愛すぎ

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    投稿日:2022.08.08

  • arukudesu

    arukudesu

    このレビューはネタバレを含みます

    神様は私たちが気づかないだけでいつも近くにいるんだなってしみじみ思いました。
    お父さんの田舎で過ごした不思議な夏休み。
    方言ばかりですがとてもユニークな神様のオンパレードで楽しいです。

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    投稿日:2015.08.23

  • じゅん

    じゅん

    母親の長期海外出張のため、夏休みを北陸にある父方の実家で過ごすことになった小学生男子・みち夫。都会っ子の彼にとっては、田舎の自然も風習も人間関係もびっくりすることばかり。(#^.^#)
    おまけになんと、なんと・・・!!.




    今の季節にぴったり、夏の気持ちよく暑い&爽やかな空気が肌に感じられる一冊です。

    私は東北の出だけど、友だちに北陸の子たちが何人もいたので、村で語られる方言がすごくリアルで心地よく響いてきました。
    茂田さんが石川県羽咋市出身ということで納得。

    で、馴染みのない土地で、しかもほとんど初対面の親戚のうち、というハードな環境で、みち夫はよくやったと思うんですよ。
    彼のお父さん、お母さんが、どうにも自分勝手(というか幼い・汗)で、そこだけに違和感があったけど、それ以外の村の人々とのあれこれに無理がなく、また、みち夫の成長物語としても面白く読むことができました。

    この物語の目玉は、頻出する村の神様たち。
    すっごくたくさん出てこられるのに、それぞれきちんとキャラ立てされていて、性格も姿かたちもごっちゃになってしまわないところが茂田さんの腕の見せ所だったんでしょうね。(#^.^#)

    村の合併問題も含めながら、神さまたちの交流も楽しく描かれていて、(ホント、日本って多神教なんだなぁ、と。ガチガチの(失礼!)一神教の人たちが読んだらどう思うのかな。(#^.^#)聞いてみたいです。)嬉しい夏物語でした。
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    投稿日:2013.07.28

  • O-bake

    O-bake

    すごく、楽しかった。都会育ちの少年がひとり田舎に放り出された夏休み。神様も人も自然もお互いの距離がとても近くて親密な懐かしい世界。それを一番表しているのが翻訳いっさい抜きで容赦なく登場する方言だろう。この耳でリズムとイントネーションを確かめたくてたまらなくなった。続きを読む

    投稿日:2012.09.30

  • kokkomame

    kokkomame

    このレビューはネタバレを含みます

    何年も里帰りさえしていない父親の故郷、石川県は能登、羽咋市五尾村で、ひと夏をすごすこととなったみち夫。
    一人で電車を乗り換え、着いた田舎は、本当に田舎!親戚でさえ、何を言っているかわからないほどの方言。家にも名字の他に呼ばれ方があって、ゴロヨモサやらバンニョモサやら。そして、そこにはの神様(妖怪?)たちもたくさんいた。
    地元の人にも見えていないけれど、語りつがれている神様たち。風貌も性格も奇妙な神様達は、みち夫の前にあらわれて、いろんな事を教えてくれる。そして、地元の少女・ヒスイとの出会い。
    田舎でいやいや毎日を送っていたみち夫が、ひと夏で成長してゆく物語。


    作者は石川県羽咋市出身。五尾村・・・七尾とかけてるんでしょうか(^_^)
    関東も関西のちょっとまじったような、けれども北陸(能登)の方言がしっかりかかれていたので、馴染みのない子には読みにくいと思います。主人公と一緒に慣れるしかありません。半分くらいから心地よくなってきます。
    この装幀に、主人公の名前がみち夫、方言、よくわからない神様、と、なかなかハードルは高そうに思いますが、映画(アニメ)などにしたらいいのでは?だって、話は こんなに面白いのだから!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.09.08

  • のづっち

    のづっち

    いなかのにおいを思い出した

    山のにおい、川のにおい、田んぼのにおい、とおくとおくひかりまたたく星たち、草いきれ
    せまくて急な、黒い板のみしみし言う階段

    いまはもうない

    だれのこころの思い出の中にも、ふるさととかみさまが在るといい続きを読む

    投稿日:2011.11.21

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