【感想】特権と不安 グローバル資本主義と韓国の中間階層

ハーゲン・クー, 松井理恵 / 岩波書店
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • arito1204

    arito1204

     産業化と民主化に成功した歴史がある隣国・韓国。いまやグローバル企業やエンタメなどで世界の注目を集めているが、諸外国と比べて国民の幸福度や達成感が低い。その背景を丁寧に解説したのがこの『特権と不安』。書名が韓国の実情を十二分に表している。かつては漢江の奇跡と呼ばれる高度経済成長により多く生まれた中産層。しかし、近年ではこも中産層が減少し、特権中産層と下層に分極化されてきた。特権中産層は江南スタイルといった「特権」を享受できるが、そこから振り落とされる「不安」からも逃れられない。続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • Go Extreme

    Go Extreme

    中産層:危機・没落・消滅 客観的・主観的基準 経済的不平等→階級分裂・身分共創・階級差別化 ブルデュー・階級の差別化 中産層の形成と崩壊:ディスコースと社会契約としての中間層 準拠集団の変化 不平等構造の変化:正規・非正規雇用 大・中小企業  特権中産層の登場:新上流中間階層 能力主義エリート 上昇志向階級 不動産階級 ブランド・ウェルビーイング:容姿に対する執着 身体が階級間の差別化対象  教育階級闘争:教育熱 学閥社会 スペック闘争 教育による階級世襲 グローバル教育戦略:渡り鳥家族 特権と不安続きを読む

    投稿日:2024.01.31

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