【感想】相談支援の処「法」箋 福祉と法の連携でひらく10のケース

福祉的支援を行う際の法的な理解に役立つ一冊。

個人情報保護、守秘義務、ケース会議、虐待対応等、参考になります。
支援者間で法的な解釈の違いでぶつかってしまうことは度々起こりうるので、その都度見直し、…整理し直す必要があり、そんなときに役立つ内容です。

身近なところに、こんなふうに整理して教えてくださる弁護士さんがいてくださったらどんなに心強いだろう、と思いながら読みました。続きを読む

著者は市役所の福祉部署で勤務する弁護士であり、「断らない相談支援」を目指す福祉の現場での、万引きを繰り返す高齢者、おひとり様の遺産管理など、複合多問題な10のケースへのアプローチを法律の視点から解説。…
福祉と法の連携を図る上で実践的な良書だと思うが、個々のテーマの記述はちょっと浅く感じられた。続きを読む

相談支援の側からでなく、今後この本に書かれてあるケースの当事者になり得る側として読んでもとてもいい本だったと思う。
普通はこう考えがちみたいな固まった頭をほぐしてくれる。

当事者や関係者になったとき…どう考えればよいか。
どう周りを頼ればいいか。
本人の幸せとは何か。続きを読む