【感想】お誕生会クロニクル

古内一絵 / 光文社文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • emio

    emio

    お誕生日会をテーマにした連作短編集。
    お誕生日会、というと、楽しくて華やかでキラキラしてて〜⟡.·*.っていうのが浮かぶけど、この本はそういうことではなく、ちょっと切ない、寂しい…主役だけでなく、それを祝う側にもスポットを当ててのエピソードが描かれている。
    お誕生日=絶対嬉しい!楽しい!とは限らない、また違った焦点からお誕生日会を見られるのが面白かった!!
    だって、やっぱりお誕生日会って、ワクワクするようなイメージだから( ꇐ₃ꇐ )
    続きを読む

    投稿日:2024.05.07

  • ayakage

    ayakage

    まさにタイトルどおり、お誕生会にまつわる連作短編集。楽しいはずの一日が人によっては苦い思い出になってしまっていたり、逆に楽しい記憶を思い出させてくれたり。後半はコロナの描写が懐かしく感じられた。大人になってお誕生会をやることはなかなか無いけど、今まで色んな人に祝ってもらった記憶を大事にしていきたくなるような本だった。続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • m.cafe

    m.cafe

    「お誕生日」を軸にして繰り広げられる連作短編。
    自分が主役になれるお誕生会は、ただ嬉しいだけじゃなく、時にほろ苦くせつない思い出もあるようです。
    誕生日を迎えるということは、今まで気づかなかった新しい何かに出会うこと。

    学校で、お誕生会が禁止になった小学生。
    姪のお誕生会を企画する叔父。
    夫のプレゼントに納得できない妻など、7編とも心に沁みるものばかりでした。
    物語の背景には、東日本大震災や新型コロナウィルスの流行も見られます。

    学校や職場、家族など、身近にいる人たちと祝える大切な記念日は、どんなに時代がかわっても良いものでありたいです。
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    投稿日:2024.04.14

  • MISERY

    MISERY

    誕生日にまつわる連作短編。小学校でお誕生会が禁止になったり、姪のためにサプライズをしようとしたり、3.11に生まれた双子など本人やその親たちが迎える誕生日。毎日なにかに追われて生活している人たちの様子と、誕生日だから自分やこれからに目を向けてどうにかしようとする決意の瞬間だったりと色々な瞬間が温かく鮮やかに描かれている素敵な一冊。続きを読む

    投稿日:2024.04.12

  • DAIKI

    DAIKI

    マカン・マランシリーズで人気の古内一絵さんの作品。お誕生日会がテーマの作品です。
    誰もが嬉しい誕生日会…ではないですよね。
    自分もこの作品に出てくるようなことはなかったですがお誕生日会は好きではないです。
    読みながら苦しい気持ちになりました。素敵な装丁ですが物語は重かったです。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.11

  • 憂

    ほろ苦い思い出から甘い誕生日に塗り替えられていく。
    みんな色々な過去と今を持ち合わせていて見た目だけじゃないと、いう人の深みを見せられた。

    投稿日:2024.04.03

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