【感想】眠っている間に体の中で何が起こっているのか

西多昌規 / 草思社
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • でんでん

    でんでん

    題名通り「眠っている間に体の中で何が起こっているのか」と、眠らなかった時どうなるかを皮膚や免疫、内分泌など様々な観点から説明している。羅列感で少々飽きるところもあるが、睡眠に関する情報をまとめて知るにはうってつけ。これ一冊で大丈夫。
    まとめると、寝不足はいかん!の一言に尽きる。眠い時は寝ましょうね。
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    投稿日:2024.05.06

  • 石井信之

    石井信之

    〈本から〉
    内臓、筋肉、皮膚、人間の体のすべての細胞が体内時計を持っている

    ほとんどすべてのホルモンが、睡眠と体内時計の影響を受けて、分泌が時間によって変動する

    成長ホルモンは、睡眠不足の影響を受けやすい

    たとえ入眠の時刻が遅くなったとしても、成長ホルモンの分泌パターンは、「睡眠開始→成長ホルモン分泌」で変わりはありません。

    深いノンレム睡眠(徐波睡眠)をしっかりとることによって性ホルモンが活発となり、性的な成熟が促されます。逆に睡眠不足や質の悪い睡眠は、思春期移行期において、性的な成熟を遅らせてしまう可能性があります。

    夜間睡眠中の血糖値は、日中に比べて20%から30%も増加します。

    慢性的な睡眠不足では腹が減りやすく、食欲が増えてくる

    風邪をひくと眠くなるのは効率的な防御反応
    炎症で活性化する物質、サイトカインが風邪のときの眠気のもと
    「炎症で活性化したサイトカインが、脳に信号を送って眠気が生じる」

    睡眠不足が続くと免疫が低下し、最近やウイルスなど病原体に対する防衛力と抵抗力が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。

    夜間の平均睡眠時間が5時間以下の睡眠不足の人は、7時間眠った人と比べて、4.5倍多く風邪にかかり、風症症状が出やすい

    炎症が発生すると、白血球は細菌の死骸や死んだ細胞を掃除すると同時に、化学物質を放出して、ダメージを受けた部位の治癒と再生を促します。
    炎症が起こらないと、再生や治癒も起こらないので、炎症は人間にとってなくてはならない生体反応です。

    免疫系の重要なメッセンジャー、サイトカイン

    サイトカインは一言でいうと、白血球など免疫系の細胞から分泌されるたんぱく質

    数百種類ものサイトカインが発見されている

    風邪をひくと眠くなるが、睡眠は悪化する
    人間は風邪をひくと睡眠の質が悪くなる
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    投稿日:2024.05.02

  • あんこ

    あんこ

    内分泌系(ホルモン等)、消化器形、免疫系他、眠っている間に体の中ではどういったことがおきているかが書かれていました。

    『おわりに』からの覚え書きです。
    良い睡眠とは8時間以上たっぷりと長く眠ることでも、深いノンレム睡眠が多い睡眠でもありません。
    その人が「まあよく眠れた」と思えていて、日中に元気に活動できていれば、それが良い睡眠です。

    なるほど。
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    投稿日:2024.03.17

  • マーメイド

    マーメイド


    人は眠るために生きるのではない
              生きるために眠る



    精神科医
    早稲田大学教授
    早稲田大学睡眠研究所所長

    西多昌規さんの書かれた本です。

    この本には
    睡眠中の体の中で
    何が起きているのかわかる本です。

    ●なぜ書かれたのか?

    →睡眠の本は多々あるが、主に脳について
    →本書では体の中まで網羅している
    →ほぼ見かけない本だから


    ●この本から何を得るのか?
    →寝ることを科学的に
     深く理解するために読む

    →睡眠についての知識を
     アップデートするために読む

    ●読んだ後の行動は?
    →より良い睡眠時間を過ごす
    例えば、寝る仕組みを意識する
    体の中はむしろ活動していることを意識する
    体に感謝する
    意識するだけでも体を労ることができるのでは?


    ●ちゃんと寝ることで得られるメリット

    ①ホルモンバランスが整う
    ②脳が冴える
    ③筋肉がつく
    ④見た目も若返る

    ●良い睡眠とは何か?

    →そのひとが良く寝れたと思っていて、
     日中に元気に活動できていること

    →あまり考えすぎないことのほうが重要

    →睡眠時間は個人差あり
    →幅も柔軟性がある
    →年齢によって変化する
    →体を動かしている激しさにもよる

    ●レムとノンレム睡眠

    ・睡眠とは?
    入眠→浅いノンレム→深いノンレム→レム

    ・ノンレムとは?
    →レム睡眠ではないこと
    浅い、深いがある

    ・レムとは?
    →Rapid Eye Movementの頭文字 REM
    →急速眼球運動
    →眼は動いている状態

    ●なぜ朝の光を浴びるとよいのか?
    →交感神経が活発になるから
    →生体リズムとリアル時間のズレをリセットしてくれている
    →夜の睡眠を生じる伏線である
    →朝の光のありがとう

    ●メラトニンは睡眠を抑制する
    →朝はリセット 【朝の光の】
    →夜は睡眠の抑制 【夜スマホ】

    ●感想
    私は睡眠の基礎を主に読みました。
    その他に
    ・免疫
    ・脳神経
    ・内分泌
    ・消化器
    ・皮膚
    のことも書いてあります。
    自分の興味のあるところを読めるので何回も読める内容になっております。
    忘れたら再読必須
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    投稿日:2024.03.16

  • みなかた

    みなかた

    人生の1/3近くは眠り。その時間に起きていることを知らないなんてなんかもったいない気がする。意識がない状態で自分がなにをしているか知りたい

    #眠っている間に体の中で何が起こっているのか
    #西多昌規
    24/2/2出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/49ebdoh
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    投稿日:2024.02.02

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