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紫式部, 荻原規子 / 理論社 (16件のレビュー)
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充実大豆
若菜の下巻から光源氏が亡くなるまでのメインストーリーをまとめたもの。 ストーリーとしては光源氏の自分勝手さと相変わらずの性癖で、周囲の女性達が苦しんでいるところにフォーカスが当たっているように感じた…。 続きを読む
投稿日:2024.03.02
太田豊太郎
光源氏がクズ、って思ってたけど、解説で、人間のダメな部分を描くところに源氏物語の凄みがある、って書かれていて、なるほどなと思った。
投稿日:2021.04.29
真波
高スペックだけど満たされない源氏の君の晩年。柏木が思い詰めて死んでしまうくだりが何とも切なかった。紫の上を亡くした源氏の君が1年ずっとひたすらに悲しむ様子があまりにも生々しくて、こちらまで悲しくなった…。続く孫世代の話も後で読もう。しかし、イケメン(薫)の特徴に「いい匂いがする」を持ってくる紫式部の研ぎ澄まされたフェチズム…続きを読む
投稿日:2017.08.18
jube
女三の宮と柏木のストーリーを中心に、女楽、明石の女御が出自を知る場面など。話の主人公が光君の次世代に移るとともに自然に光の老いや出家が話題にのぼるところなど、当時の傾向がよくわかるストーリーラインでも…あって読み応えある部分。やはり一貫してひっかかりを感じるのは和歌の部分の取り扱いやねぇ、確かに和歌がよめないと源氏にはとっつきにくいかもしれないが、妙に訳したものだけを載せてしまうとこれまたリストリクトされすぎてちょっと誘導的に感じるが、でもだらだらと説明を重ねすぎても無粋だし、難しいねぇ。続きを読む
投稿日:2017.06.13
sitibu
中の品の方々をさっくりとなくすことで、より紫の上と源氏の愛について理解しやすかったように思う。 平安時代の貴族の女性は男性の後ろ盾や、自身の身分によって立場が変わってしまうこと。子供がいるいないでも立…場が変わる。 紫の上は源氏の愛という信頼によって、成り立っていたのに。三ノ宮という正妻を迎えられてしまった。ひどい裏切りだし、出家して俗世間から離れたい気持ちもわかる。 源氏って、なまじマメな男っていうのがもう非難しきれないところですな。愛がなくとも情さえあれば見捨てないからなぁ 紫の上は源氏の腕の中から逃れられなかったけど、宇治十帖の浮舟は自ら出家して独り立ちしてしまった。という対比のお話になるのか。 出家が自由の道になるっていうのも、なんとも悲しいけれども。続きを読む
投稿日:2017.05.17
solala06
は~~源氏物語ってこんな話だったんだな~~… 紫の上ほんと弱点ないな…… 花散里の君も明石の君も素敵だし……ああ…… 『蔓花の結び』『宇治の結び』も読みたい!
投稿日:2014.10.30
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