【感想】源氏物語 紫の結び ニ

紫式部, 荻原規子 / 理論社
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • 充実大豆

    充実大豆

    光源氏の京の帰還から若菜の上巻までのメインのストーリーだけをまとめたもの。

    サイドストーリー的な話が全て省かれているからかなり読みやすい。
    光源氏は栄華を極めるけど、少しずつ紫の上の不安が降り積もっていく。続きを読む

    投稿日:2024.02.19

  • 村雨

    村雨

    光源氏も中年にさしかかり、その変わらぬ色好みぶりに読んでいていっそ感心してしまいます。
    一巻目の藤壺のくだりははらはらしすぎてちょっと胃もたれする感があったけど、二巻になるともう少し気楽に読める不思議。一巻より面白くなっています。
    光源氏の、朝顔の姫宮へのしつこさも、すごい、と脱帽するばかり。
    姫宮は六条御息所の娘です。
    正妻(葵上)を死に追いやった生き霊の女(六条御息所)の娘にここまで入れ上げるというのが、いい女の前ではこまけえこたあ気にすんな、の精神なんだろうか。
    終盤は、いよいよ「若菜」を途中まで見せて終わります。源氏物語は「若菜」まで読むのが真髄、とよく言われていることは知っていたので、やっとここまで辿り着いたかと感慨深い。このまま3巻まで突き進みます。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.31

  • 近藤真弓

    近藤真弓

    読みやすくていいですね。 
    しかも和歌。
    目をあちこち移動させる必要がない。

    昔、瀬戸内寂聴さんの講演会で「私の源氏物語は、歌を読みやすくしました」と仰っていたのを思い出しました。
    歌って、現代語訳するときに難しいものなんですね。続きを読む

    投稿日:2023.02.12

  • 真波

    真波

    主に源氏の君の子供(冷泉帝・夕霧・明石の姫)に関わる源氏の君の話。 ひたすら源氏の君賛美の内容にうーんとなったんだけど、当時はこれがウケたのだろう。身分が高くて高スペックでイケメンで何でもできてモテモテでも、妻との会話で他所の女の人の器量をあれこれ言うような人は御免だなあ。 内容は相変わらずとても分かりやすかった。身分(昇進するたびに呼び名が変わる)で呼ばれるときも括弧書きで名前を書いてくれるのがとても助かった。続きを読む

    投稿日:2017.08.18

  • アヴォカド

    アヴォカド

    抄訳でもなく超訳でもなく、これはもう編集ですね。「玉鬘」は潔くばっさりと切り落とし、「若菜」へと向かう。
    著者のはっきりした指針の下だから、これはこれでいいし、スタスタと読み易いのも確か。

    しかしもちろん現代とは結婚の様式も恋愛観も異なるとはいえ、そして源氏の君には女性たちを見捨てない甲斐性と恨まれないだけの器量があるとはいえ、いろいろと都合がよ過ぎて腹の立つことよ。
    よくもまあ白々と…と思い、また紫の上もよく受け入れるよなあと半分感心し、半分呆れる。
    続きを読む

    投稿日:2017.07.01

  • jube

    jube

    須磨明石から光源氏が帰還。六条御息所の娘(斎宮女御or梅壺女御、のちの秋好中宮)が入内、絵の御前試合。明石の娘が上京、紫の上の幼女となり入内するまで。明石女御の入内の用意など。夕霧の生活と雲居の雁との結婚話。女三の宮の輿入れ。本当に上手くいいところを抜粋している。個人的には飛ばされてしまった好きな箇所などもあったりして、それもまた面白い。続きを読む

    投稿日:2017.06.01

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