【感想】罪の年輪 ラストライン6

堂場瞬一 / 文春文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
1
1
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • chifuyuk

    chifuyuk

    ガンさん、好きじゃないってこのシリーズ、いつも書いてるけど、それで評価を下げた訳でない。描かれている事件が分かるんだけど、好きじゃない。途中からきっとそうであろうと云うことが読めて、余計に辛い。で、本部復帰の話、さて、このシリーズは続くのだろうか・・・続きを読む

    投稿日:2024.04.26

  • shinpapa

    shinpapa

    ダラダラと動機が分からず周辺でウロウロするのが最近の描き方なのか、いっつもおんなじような展開になってる。情報が多すぎて整理されないまま終わった感じかな。教員の不祥事と学園紛争との絡みがスッキリしないげんいんがかな続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • 実夫

    実夫

    定年間近の岩倉刑事が活躍するシリーズ。今回の事件は胸糞悪いものでしたが定年も延長になりまだまだ活躍できるね。

    投稿日:2024.03.30

  • さや

    さや

    このシリーズは割と好き。
    今回はあまりにも後味が悪い。

    こういう人、昔からいたのだろうなと思う。
    因果は巡り強欲であった故に命を落とした。
    天誅をくだしたとも言えるけど、己の欲のために犠牲になった人々の心の傷は深い。
    おぞましい。と、感じた。

    罪は罪なのだけどやりきれない犯罪もある。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.16

  • DJ Charlie

    DJ Charlie

    愉しんでいるシリーズの小説で新作が登場すると、遠方の友人や知人の消息に触れるような気がして凄く愉しくなる。「ガンさん」こと岩倉刑事が活躍する「ラストライン」シリーズの新作が登場した。頁を繰る手が停め難くなってしまい、ドンドン読み進めた。「意外な展開」に引き込まれてしまう。「年輪」という題名に在る語が、色々な角度で意味深長だと思った。
    シリーズの最初の作品で、警視庁の岩倉刑事は捜査一課から南太田署に異動したところだった。定年退職迄の10年を有意義に過ごそう等と、多少訳アリでもあって、考えが在って希望して異動していた。その後は立川中央署に異動し、本作の現在も立川中央署に在る。
    本作の冒頭、岩倉刑事の所に捜査一課への異動という打診が在って、定年延長で岩倉刑事の年代は65歳迄の勤務が可能になることから、更に10年の勤務を続けるというようなことに想いが巡っていた。そんな時、事件発生の報が入った。
    河川敷で遺体が発見された。所持品から身元が判明してみれば、87歳の元小学校教員であった。殺害されたと見受けられる状況で、立川中央署に捜査本部が設けられ、岩倉刑事も捜査に参加することになる。
    87歳の被害者は老健施設に住んでいた。歩行が不自由であり、車椅子を常用していた。深夜から早朝に施設から連れ出されるように出て、殺害され、遺体が棄てられたと見受けられる状況だった。
    やがて「あの事件は自分が」という者が署に出頭した。出頭したのも87歳の男であった。
    被害者も被疑者も共に87歳と高齢で、岩倉刑事は少し戸惑いながら捜査に臨む。が、捜査陣を戸惑わせたのは、被害者や被疑者が高齢であったということだけではなかった。被疑者は、被害者を殺害場所へ連れ出し、殺害して遺体を棄てた経過は詳しく供述し、関係の証拠も在るのだが、犯行動機に関しては黙秘してしまっているということだった。
    そういう中、被疑者は被害者との関係に関して「60年以上も前からの知り合いだ」と言う。60年前に何が在ったのか、捜査陣は調べ始める。
    その他方、岩倉刑事は被疑者の家族の様子に何か不自然なモノを感じ始める。そして事件の意外な真相が次第に明らかになって行く。「そう来た?」という展開になる。
    こういうような物語である。立川中央署の刑事課で最年長の捜査員である岩倉刑事が、若い他の捜査員達と協力して難しくなってしまった事件の謎を解き明かす。
    このシリーズは岩倉刑事の個人的な部分も描かれる。大学3年生になっている娘―娘とは会っているが、岩倉刑事は離婚した。―や、交際している女性も登場する。更に、同じ作者の別シリーズの主要人物への言及や登場も幾分見受けられる。今般は事件の被害者、加害者の家族関係の対応ということで「総合支援課」の柿谷や秦が登場する場面が在る。
    本作の岩倉刑事だが、設定上の生年は偶々自身と同じであった。これまで以上に親近感を覚えた。物語の最終盤は、これからも更に活躍して行きそうな感、「つづく」という雰囲気だったので次回作も楽しみにしたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【自分史上最高齢の容疑者と対峙する岩倉刑事】87歳の元小学校教師が殺された。自首してきた同い年の男性は60年前からの知り合いだというが、なぜか動機だけは頑なに語らない。

    投稿日:2024.02.15

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。