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熊谷雄太, スヴェトラーナアレクシエーヴィチ, 今中哲二, 後藤一信 / ヤングアニマル (5件のレビュー)
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まいつき
チェルノブイリ原発事故。 この事故の存在を知っていても、その被害を受けた人たちの生活が事故の前後でどう変わってしまったのか、を知る機会はなかなかありませんでした。 自分から進んで得ようとしなかったのも…ある。 漫画化という手に取りやすいメディアになったことで、自分も含め知る機会が増えただろうし、これを読んで何を思うのか。 ノンフィクションを読んだ結果の安易な同情はいけない、と思ってはいるものの、共感が同情になってしまうのは避けられないのが現状。 自分が子供の頃の未来予想図は、安心安全の原子力エネルギーでこんな未来都市ができていますよ、でした。空飛ぶ車、ロボットのお友達、とかね。 安心安全なんてものはない、ということを知る重要な事故だったはずなのに、チェルノブイリを何も知って来なかった。 知る一端になればよいと思います。この作品だけで終わらないことも大事なことでしょうね。続きを読む
投稿日:2024.05.03
デイビッド
その時、起こったことが何なのか分からないことが怖かった。現実に起きていたと思うと辛い。こんなものを作ってしまった人間って何なんだろう。
投稿日:2024.05.01
hasema
アレクシェーヴィチ「チェルノブイリの祈り」のコミック版。 「戦争は女の顔をしていない」もコミックになったことで多くの人に原作が読まれた。この作品も世に出て多くの人がチェルノブイリで何があったか、当事者…たちの声を聞くことができるだろう。コミックになったことで、よりリアルに伝わるのではないか。 隠された事実、何も知らずに放射能を浴び続けた人々の最期。遠い国ロシアで起こったことだと片付けられない。おそらく日本で同じことが起こったら、同じ結果になるに違いない。続きを読む
投稿日:2024.03.23
p
実際に起きたことなんだけど、目を背けたくなる内容で… 事故のこと、なんとなくニュースで見た記憶があるけど 詳しく知らなかったので、今回初めて知りました 続きは、読める自信がありません
投稿日:2024.03.19
ロカ
このレビューはネタバレを含みます
1986年のチェルノブイリの悲劇は1989年のソ連邦の開放、東西ドイツの統合。そしてEUの結成で過去となった。 あのお祭り騒ぎを覚えている一人として、どこの国の人間でも、誰であっても都合の悪い過去とは向き合いたくない、覚えていたくないのだと改めて思った。 特に当事者以外のほとんどの人間は。 魂を搾り出すような叫びに、広島も長崎も、福島ですら忘れている日本人を思う。 あの悲劇の場所が戦場になっている事を考える。 そしてプーチンがいつでも核兵器を使う準備があると言う言葉に、人は愚かでしかいられないのかと考えてしまう。 原作と出会い、コミカライズとなるまで、私は多くのことを忘れていた一人だったのだ。 そんな大事なことを思い出させてくれた一冊だった。
投稿日:2024.02.29
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