【感想】うたう

小野寺史宜 / 祥伝社
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
7
10
16
0
1

ブクログレビュー

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  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    「ひと」「まち」「いえ」などの著作で知られる
    小野寺史宜氏の最新作です。

    登場人物が皆優しく、他人をうらやまず、自分を
    卑下せず、前向きに生きていく心安らぐ物語です。

    今回はあるアマチュアバンドのメンバーの心の移
    ろいを丁寧に描いています。

    バンドが解散して離れ離れになっても、何年経っ
    ても電話一本でお互いにすぐに理解し合える関係
    は素敵です。

    読後にほっこりし、他人に優しくなれる一冊です。
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    投稿日:2024.05.19

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    大学時代にバンドでいい所まで行ったメンバーたちのその後。
    なんでこういう本ってバンドでデビュー出来ないと音楽止めちゃうんだろうね。
    音楽って生き方だから止められることが不思議。甲本ヒロトが言ってたけれど、バンドをする事が夢だったから始めた時点で夢が叶った。売れるとかは関係ないって。
    人に認められることだけを目的に音楽って出来るもんなんかな。料理好きで料理研究家になろうとしたけどなれなかったから一生料理しないってのと同じような気がする。
    特に音楽を作り出しているのにそれを止められるってある意味すごいな。周りには一生音楽から離れられない人ばかりがいるから何とも違和感。
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    投稿日:2024.05.16

  • にゃごた

    にゃごた

    もうちょっと上の幸せをつかみな
    何でも一番やすいものを買うんじゃなくて
    せめて一つ上のものを買えるくらいの幸せは、つかみな

    って米子さんの言葉が良かった。

    投稿日:2024.05.15

  • Manide

    Manide

    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    いろんな人が登場するんですが、たぶん、「ひと」や、「まち」のような、あたたかさが感じられにくいから、評価が低めになってしまっているのかもしれないです。この表紙のイラスト見ると、人とのつながりや、あたたかさを求めてしまうんですよね、きっと。
    今作は、さらっとしていて、あっさりした感じてした。あたたかさより、冷たさを感じたかな。


    名前で年齢が分かってしまう今日この頃。女性だけでなく、男性もわかりやすい。私の名前もわかりやすいのですが、苗字がありふれているので、名前を使われることが多く、もう、この名前はどうなのか…と、コンプレックスと言ってもいいのかもしれない
    (;´・Д・)です。

    物語では、いきなり登場人物の名前がずらっとでてきて、そのリアル名前設定で、年配なのがわかってしまう。そんな中、さっと出てくるのが、主人公の中学生の名前、それは絹枝。

    作中では、おばあちゃんみたいと言われて育ったと言っていました。たしかに、言う子はいるでしょう。
    数年前に子どもの授業参観の時に、白髪が多いお母さんを捕まえて、「xxくんのおばぁちゃん?」なんて話しかけてる子どもがいて、言われたお母さんは返答に困る次第… 「うわっ、きつい…」と、その場を後退りしたのを思い出しました。

    もうね、親は小学生時点で、その辺を教育する必要がありますね。


    この作品、言葉の言い回しは好きでした。シリーズ全般的にかんな言い方していた気がします。
    「行けたとしても、行かない」、よくわからないけど、この言い回しが好きなんですよね。
    「やれたとしても、やらない」みたいな、、、
    きっと、誰にも伝わらない、、、


    /_/ あらすじ _/_/_/_/_/

    絹枝を中心としたバンドメンバーそれぞれに焦点があたって、物語は展開していきます。


    /_/ 主な登場人物 _/_/_/ 

    ○古井絹枝 
    古井絹枝 中2、2歳の時に両親離婚

    (コーロ・チェーロ 合唱団 9人)
    古井君枝   41歳、絹枝母
    土橋米子 近所
    岩塚繁  71歳
    吉原房利 56歳
    宮前冬穂 50半ば、先生

    (学校)
    船山八汐 やしお、親友
    細沼昇陽
    四条峰美

    (その他)
    土橋信親 のぶちか、米子夫、映画関係の仕事
    江本豪馬 近所の先輩

    ○伊勢航治郎
    伊勢航治郎 カニザノビーギター
    藤中芽留 伊勢恋人、カニザノビーファン
    古井絹枝 カニザノビーボーカル
    堀岡知哉 カニザノビーベース
    永田正道 カニザノビードラム

    (同級生)
    松木新一 公務員
    野上唯香 松木の彼女

    ○堀岡知哉
    堀岡知哉 バーインサイドでバイト
    堀岡里奈 知哉妻
    内充高 バーのマスター
    下川蓮 女性、里奈同期

    ○永田正道
    永田正道
    飯島綾葉 元カノ
    鈴村平吾 正道お母さんの再婚相手

    続きを読む

    投稿日:2024.05.08

  • munyanyan

    munyanyan

    私よりほんの少し若いバンドメンバーたちの言動が眩しくて刺さる。
    それぞれの人生に味わいがあって思わず応援したくなった。

    うたうってやっぱりいい。
    小学生の頃、合唱団で歌声を響かせた日々を思い出した。

    投稿日:2024.05.08

  • Jake

    Jake

    私の大好物の小野寺語り。VGBDの4人の語りなのに、同じ小野寺語り。でも、それが私の大好物だから、これがいい。

    投稿日:2024.05.05

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