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峯村健司 / PHP新書 (3件のレビュー)
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総合評価:
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しろのすけ
これは著者である峯村氏が監訳の『中国「軍事強国」への夢」の副読本として最適。 中国側からの視点である、劉明福氏の戦略的思考を読み解きながら、日本側の視点で捉えたものだ。 台湾有事のシナリオについては様…々なところで論じられるようになってきているが、ここでのシミュレーションは防衛力(軍事力)での比較よりも政治的な判断によるもので、残念ながら現在の日本政府では、ここで書かれている通りに推移する可能性が高いと思われる。 また、本書の最も参考にすべきは第4章だろう。掛け声だけで、具体的には何も行動しない政治の結果として自衛隊員が、そして国民が大きなツケを払うことになるかもしれない。続きを読む
投稿日:2024.04.10
Sintola
新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区戦闘など、この数年で世界のバランスが崩れる中、次に構えているリスクは「台湾有事」だと思う。今年は台湾総統とアメリカ大統領選挙があるので、台湾問題や習近平がど…のような人物なのか知りたいと思い、手に取った。 台湾は東アジアの「弾薬庫」であり、中国•ロシア•北朝鮮がすぐ目の前にある日本が巻き込まれて、甚大な被害が出ることが予想されている。 台湾も日本も、ウクライナと異なり「島国」だが、海に囲まれているが故の、情報や物資補給ラインが脆弱であるという指摘は衝撃的である。 また本書後半では、中国が武力行使に出たときのシミュレーション(日本のインフラが徐々に破壊され、軍事攻撃を受ける)が描かれているが、政府の対応スピードの遅さ、各自治体との連携不足、自衛隊のリソース不足などがクローズアップされ、悲壮感が漂う。何故日本まで攻撃を受けるのか、普段新聞を真面目に読んでいないことを反省した。 本気で台湾問題に向き合ってきた安倍元総理の喪失は本当に痛い。。 最近はどの企業も、地震やサイバー攻撃に対するBCP対策を策定しているが、台湾有事は日本の国家レベルの有事であり、それに備える「究極のBCP」を本気で考える必要がある。もう、他国に移住するしか無いのだろうか。。 1つだけ本書に不満がある。中盤で「中国による新たな武力統一」が紹介されており、可能性が高いと述べられていた。もしこの新手法であれば、後半の武力行使シミュレーションは、ウクライナに対するロシアのような古い手法ではない。おそらく本書では、台湾有事への対策がなされていない日本の問題点を挙げることが目的なのだろう。欲を言えば「新たな武力統一」行使時のシミュレーション、そして世界情勢の未来予想図も知りたいところである。続きを読む
投稿日:2024.03.24
みなかた
台湾に対し中国がいつどのような行動をとるのかが、日本への影響も含めてとても気になっている。著者のシュミレーションを盲信はしないが、参考とするために読みたい #台湾有事と日本の危機 #峯村健司 24/…2/19出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/3T5nw0r続きを読む
投稿日:2024.02.21
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