【感想】金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る

干野ワニ, きのこ姫 / 角川文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    このレビューはネタバレを含みます

    バァブル様、いいね。
    賢い女の子好き。だけど、あの意地悪な義父と義妹が、蔵書には一切興味を示さず後宮にまで持たせてくれたのはなかなか不思議。

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    投稿日:2024.04.12

  • shuwacho

    shuwacho

    砂漠の部族長一族の娘、ファリン。
    幼いころに両親が行方不明になり、伯父一家に虐げられて育つ。
    黒髪の砂漠の国で一人だけ、異国の父譲りの砂色の髪を持つ彼女は『砂かぶり』と呼ばれ、母の残した服も小物も、亡き祖父が決めた婚約者も義妹に横取りされて。
    十六になった義妹に、砂漠の大帝国を治める皇帝の後宮へ上がれという命令が。
    妃扱いとはいえ、実質人質で、後宮は呪われているとの噂も。
    義妹の身代わりとしてファリンは、後宮へ入ることになるが、実際の後宮は、食べ物も豊富で暮らしやすい、ファリンには天国のような場所だった。

    ファリンが友人たちと騒ぎながら、こっそり描いた皇帝と側近のラブロマンスが後宮で評判になり、それがきっかけで皇帝にも目をつけられて。
    罰として後宮に広まる「呪い」を暴くことに。
    博物学者の父が残した手記を読み込んで育ったファリンがその知識で後宮の謎をあっさりと解いていく。
    後宮で起きる小さな謎を解くうちに、だんだんと募る違和感、それがやがて。
    ファリンの気持ちとか、実家への仕返しとかも挟みつつ、あまり陰鬱にならず、テンポよく読める。
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    投稿日:2024.03.22

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