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染井為人 / 光文社文庫 (4件のレビュー)
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tockeee
復興は金になる!東日本大震災の被害を受けた、東北の小島を舞台に、多大な悲しみと被害にあえぐ島民と、そこに救世主のように現れた“復興のプロ“による復興マネーの搾取と復讐を描いた作品。悪役の憎たらしさがも…っと描かれてもいいと思った。けれど、最後に作者が復興のマネタイズというテーマに、一時は筆を置いた、と書いていたように、そこには躊躇や葛藤があったのだろう。震災テーマの新しい切り口で人間の業、醜さ、美しさを描き出す。染井作品の中でも異彩を放つ作品。続きを読む
投稿日:2024.04.08
ヒューイチ
東日本大震災から10年後に浜辺に打ち上げられた金塊を拾った少女 震災から島を復興へ導いた英雄=震災で一山当てようとする子悪党 島に復興ボランティアとして訪れた東京の女子大生は地獄に舞い降りた天使と…呼ばれる・・・ 震災で両親を失ったジャーナリストは島を裏切ったかつての英雄の正体を暴き出す為帆走する 物語は3人の主人公と三つの時間軸でユックリとそして確実に読み手を小説の中の世界に縛り付けていく・・・ 本書を読んで ・東日本大震災を忘れてはいけないという気持ちが湧いてきた ・悪い事をしようとする人はいる ・どんな事からも儲けを産むこともできる ・それでも人の善意というものはある ・本書の主人公の一人のようなジャーナリストがいればいいと思う ・染井為人さんの作品をもっと読みたいと思った! 続きを読む
投稿日:2024.03.28
暁 _aki
震災にあった人達の藁にもすがる思い、そして前向きに生きようとする気持ちに胸が締め付けられる。 それと同時に横領など人間の醜い部分が立て続けに起こり、読むにつれ気持ちが落ちていた。 時系列が行ったり来た…りするので、慣れるまでは「今、何年の話だっけ?」となることもあった。 ストーリーとしては後半に真相が分かるのだが、それよりも島の人達の日常をもっと読みたくなった。続きを読む
投稿日:2024.03.24
yunilla
これに近いことが本当にあったなんて全然知らなかったからびっくりした。 オカルト的な表現は必要だったのかはよく分からなかった。
投稿日:2024.03.08
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