【感想】県警の守護神 ~警務部監察課訟務係~

水村舟 / 小学館
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 2000332番目の読書家

    2000332番目の読書家

    読みやすい。
    内容としては少し強引というか、無理な設定もあるのではと感じた。そのため星3。
    読みやすさでいえば星4ではあるが、、

    投稿日:2024.05.04

  • sugahata

    sugahata

    警務部監察課の訟務担当係、元判事の異色警察官荒城。守護神と言えば聞こえがいいが、身内を守るためには手段を選ばない。桐島千隼大好きな作家さんたちが審査員を務めた大賞作品だたが後味悪し。

    投稿日:2024.05.04

  • cronista

    cronista

    最近、警察官が訴えられる事例が増えているため、万引きを捕まえても怒鳴りもしなけりゃ、問い詰めもしない警察官ばかりになってしまった。嘆かわしい。それもこれも下手なことをしたら訴えられる、という怖さからだ
     そんなとき必要となるのが、この小説の主人公。警察官を守るためなら事実を捏造し、口裏を合わせ、不利な証拠は徹底排除。訴訟なんざ勝ちゃいいんだ!という、さっぱりとした態度。嘘つきは泥棒の始まり、という価値観の人は読んでも楽しくないと思うが、嘘をつけるのは才能だ、と常日頃から思っている自分にとっては、なんとも頼もしい主人公で、愉快な小説だ。クソどうでもいい訴訟を起こす奴なんぞに有能な警察官を潰させるな! 
     こんな部署だか担当官だかが、実際にいるのかわからないが、あっても警察庁は認めないだろう。VIVANTみたいなもんだ。
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    投稿日:2024.04.30

  • ao-neko

    ao-neko

    警察が訴訟を起こされた際に対応する「訟務係」の活躍をメインに描いた警察ミステリ。自損事故を起こした少年を救護しようとした警察官の千隼はその現場で轢き逃げに遭い、重傷を負う。さらに少年が死亡したことの責任を問われ、訴訟を起こされてしまった。「警察官を護る」ことを職務とする訟務係の荒城の指示に従い訴訟に対抗することになるが、しかし彼の強引ともいえるやり方に戸惑うことになる。
    「訟務係」というのは、今まであまり聞いたことがありませんでしたが。必要とされる部署でしょうね。もちろん警察だってミスをすることがあり、それが訴訟に結びついてしまうこともあるだろうけれど。訴訟を恐れるあまりに必要な行動を起こせなくなることのリスクがあることも納得できました。だけどここまで強引なやり方でもいいのか、と疑念を覚えないではありません。真実を追及するのではなく、警察が勝つために整合性のある解答を導き出す、ってある意味捏造であり隠蔽でもあるのでは、と思いつつ、正々堂々としすぎて逆に清々しい気もしました。
    ひたすら真っ直ぐで突っ走ってしまう千隼と、冷静沈着な荒城のコンビも良いですね。荒城、ひそかにめちゃめちゃストレス溜めてるなあ、ってところが気の毒になってしまいましたが(笑)。
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    投稿日:2024.04.29

  • kojirok1222

    kojirok1222

    警察の民事訴訟を担当する訟務係が主人公。
    そもそもその係の存在を知らなかった。

    裁判官から弁護士に転身し警察官となった荒城は、警察が国民を護るためには職務を全うしようとする警察官を徒な訴訟リスクから守らなければいけないという極めて真っ当な志を持っているのだが、その目的=訴訟に勝つためには手段を選ばず、偽証を強いることも辞さない。

    荒城とベアを組む新人警官の桐嶋千隼は、元プロ競輪選手でオリンピックメダリスト。警察官としての正義感の塊で、当然荒城とぶつかる。

    「それってパクリじゃないですか?」などとも共通のツンデレ上司とドジで真面目な部下の組合わせだが、本作の荒城はそのキャラクターが若干不安定にみえる。が、シリーズが進めば(シリーズ化するとして)こなれてくるのだろう。
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    投稿日:2024.04.08

  • yoshi1004

    yoshi1004

    警察小説新人賞と言う事で手にした。巻末の審査員書評の指摘通り、人物造形が稚拙でとても薄っぺらい。警察官と言うより人間としても幼稚で、こんなお巡りさんはイヤだ!と思わせてくれる説得力がある。唯一、訟務係と言う耳慣れない部署を知れたのは良かった。続きを読む

    投稿日:2024.03.25

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