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赤坂憲雄 / 岩波現代文庫 (4件のレビュー)
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もの知らず
寅さんの話など評論として面白いのだけど、一番リアリティを持って読めたのがいじめ問題に切り込んだ第一章。いじめの変質を悪質性に求めるのではなくて、構造の変容に見出す。それは差異に対する攻撃ではなくて、…差異が消滅し同質化するからこそ、差異は問題ではなくなる。微細な差異は口実に過ぎず、同質化した共同体を維持するための供犠として残酷なまでの排斥が行われる。この指摘が1980年代に為されている。その先駆性に驚いた。もう少し読み込みたい。続きを読む
投稿日:2024.03.28
わっさん
読書放棄。 語られる「いじめ」の内容が読み続けるには辛くなったので。本当はそれではいけない事もわかっているが。
投稿日:2024.02.18
asahiro
かなり前の本だけど、今に通じるというか、それが昨今顕著になっているというか、最近の世相について考える。
投稿日:2023.11.23
くにまさ
2023/04/18 再読。 『童夢』を扱った最終章が読みたくて初めから読み直してみました。 排除という観点からだけでなく境界線や異人を意識しながら。 社会学であり考古学であり文化人類学であるような視…点であり、異なる者に対する見方の変遷を眺めながら「排除」という現象を理解して行く。胸が苦しくなるような迫り来る著者の熱意に引き込まれながら。 最終章を読み、4つあるあとがきを読み…そして不思議と安らかな気分になる。 圧倒的な迫力と中身の力強さに再び引き込まれる個人的には名作と思う一冊です。 2023/03/17 いじめや暴力などの社会問題に対する興味のある方は必読。 最初に出版されたのは1986年ですが全く古さを感じさせることない内容で、随所に今も生きる考え方が満載。 貴方も現代の諸問題を「排除」という観点から新たに捉え直すことが出来るはず。 胸の苦しくなるような本当に起きた事件の記述がかなり多いので軽い気持ちで読むのはやめた方が良さそう。 また出版社や編集者の都合なのか文の区切りが読みにくい箇所が目立ちますが慣れれば大丈夫。直ぐに著者の熱のこもった話に引き込まれてしまいます。続きを読む
投稿日:2023.04.15
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