【感想】人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~

イブラム・X・ケンディ, 山田美明 / 光文社
(2件のレビュー)

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  • モラリス

    モラリス

    朝日新聞2024210掲載 評者:藤田結子(東京大学大学院情報学環学際情報学府准教授、メディア、人種、ジェンダー、他)
    東洋経済2024224掲載 評者:柿沼陽平(文学学術院文学部教授、日本ASEAN産業経済交流協会理事、アジア史、アフリカ史、他)続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • tetsuya44

    tetsuya44

    冒頭から興味深い内容でしたが、600ページを超える大きくて分厚い本で、いわゆる大学のテキストになりそうな専門書でした。最初の数十ページで図書館へ返却します。

    人種差別思想は単純明快なものではなく、まず2つの対立ではなく、三つ巴の闘いだという。人種分離主義は、人種間格差の原因は黒人自身にあると主張。人種差別反対主義者は、人種差別があると訴える。そして同化主義者といわれるグループは、両方の意見を採用し、黒人および人種差別が人種間格差の原因だと述べた。

    南北戦争以降、アメリカの黒人差別問題が、近代世界では大きく取り上げられるが、事の起こりはアメリカ建国以前の欧州で、アフリカなどから奴隷を調達した歴史にある。

    表面的には、多様化とか、ダイバーシティとか、耳に心地よい言葉が多く聞かれるようになっているが、アメリカで、本当にこの問題が過去のものになることはあるのだろうか?

    またの機会に続きか、関連する本を読んでみよう。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.12

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