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司馬遼太郎 / 角川文庫 (8件のレビュー)
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gocci
雑賀孫一の一向一揆から最後亡くなるまで。 駆け抜けるような一生、読み終わるのもあっという間だった タイトルにもなっている「尻啖え」って織田信長に対してということで妙に納得してしまった あっけない最後に…関しては本当に謎だけど 暗殺されたのか、はたまたどこか患っていたのかさえ謎 痛快で剛毅、司馬遼太郎が如何にも好きそうな (かなり文中でも私事がおおかったけども) 戦国時代の良い題材、作品続きを読む
投稿日:2021.11.30
ライオン
地侍の典型であった雑賀衆の棟梁、孫市。 戦場で踊りをしてるかと思ったら卓越した鉄砲技術に用兵ぶり。でも普段は「観音様」を求める好事家で、一角の大名でありながら身軽に堺に出かけてしまう。 なんとも軽快な…テンポが伝わるような、気持ちのいい歴史小説でした。続きを読む
投稿日:2019.11.11
katuta
木下藤吉郎に請われ織田勢に荷担した孫市だったが、「信長にだまされた」と飛び出し、なんと信長最大の敵・石山本願寺の侍大将を引き受ける。 信長に「尻啖わせ」戦国を駆け抜けた快男児を活写する痛快長編。
投稿日:2016.11.17
pironas
このレビューはネタバレを含みます
稀代の足首フェチ、雑賀孫市さんの戦と女道を描いた小説。司馬遼太郎さんを続けて読んでいるのだけど、こんなにも恋愛を書く人だとは思ってなくてびっくり。しかも下巻の孫市さんと小みちさんのやりとりは、BL小説にも負けないくらいぐっとくるロマンチックなシーンがあり、さらにびっくり。 そのシーンとは、体だけでなく心も呉れるというのであれば宗教心を棄ててみせよという孫市さんに、小みちさんが涙を流しながら反論するところ。河のこちら側に立つ私が対岸のあなた様に差し上げるとしたら、私が渡っていって捧げるのですか、孫市さまは渡ってきてくれはしないのですか、そんなことで女道といえましょうか?と訴えるシーン。孫市さんはおどろき、二人の間にある畳を河に見立て、渡り、小みちさんを押し倒すのでした。しばりょ先生ロマンチック~。 尻くらえっていうタイトルは、女性読者に受けが悪いかもって心配なんだけどやむなくつけたとあり、そういうことも気にするしばりょ先生に可憐を感じました。
投稿日:2015.07.12
khrtk
読むに連れ雑賀孫一の人間味に引き込まれていく。自分の考えを信じ世間の尺度や見方を全く無視できる自然体の強さに感動した。好色で、織田信長との戦いに生き甲斐を感じるあたりはガキ大将そのもので憎めない。しか…も戦をさせたら連戦連勝、見方によっては男のあるべき姿のような人物だし生き方だ。また、戦国時代の浄土真宗の影響力や考え方は今日のものとは随分違う事に驚いた。私にとっては読むと前向きな気持ちになれる本です。続きを読む
投稿日:2012.07.19
Technico
内容(「BOOK」データベースより) 木下藤吉郎に請われいったんは信長に加担した孫市だったが、騙されたと知り紀州・雑賀へと帰った。図らずも憧れの姫君と再会し、今度はなんと信長最大の敵・石山本願寺に味方…するよう懇請される。藤吉郎との奇妙な友情も通わせながら、孫市率いる雑賀衆三千の鉄砲が信長勢に火を噴いた!生来の楽天主義と無敵の鉄砲で、信長に見事「尻啖わせた」男の魅力を圧倒的な面白さで描く司馬文学の傑作。文字が大きく読みやすい新装版。続きを読む
投稿日:2010.05.26
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