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斜線堂有紀 / 角川文庫 (8件のレビュー)
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mkg
ゴールデンタイムが終わった、元・天才たちが集められて、AIのレクチャーをうける。天才に返り咲けるか? 飛び抜けた才能があるってことは、恵まれていると同時に、それに縛られてしまう。簡単に捨てれない。どう…生きたいか、自分で選んでいいんだって気づけたところからまた始まる。続きを読む
投稿日:2024.03.26
ゆう
「才能」がある、いわゆる「天才」は、その人間の裏や過去も勝手に期待されてしまう。勝手に理想を押し付けられてしまう。才能とはなんだろうか。それは努力の先の肩書きにすぎないのではないだろうか。と思ってしま…う。 たとえ優秀な小説家になれなくても、腕のすごい料理人になれなくても、賞を取り続ける映画監督になれなくても、「幸せ」にはなれる。つまり「何者」かにならなくても「幸せに生きる道」はあるじゃないかと未来に希望を持つことができる1冊だった。 長編ファンタジーの後に読んだからちょっとだけ物足りなさを感じてしまったけど(完全に自分のモチベ)すごく共感出来るシーンが多い斜線堂先生らしい物語だった。続きを読む
投稿日:2024.03.16
pa-yan
私にとって2作品目の読書です。 ------------------------- 才能がない 自分でも、生きている意味はあるのか――? 元・天才が集まったプロジェクト。 その目的はAIの力を借りて… 世間に返り咲くこと……。 ------------------------- 昔、小学生か中学生のころ、 ダウンタウンの松ちゃんの本に 子供で天才○○と呼ばれるのは不幸だ、 なぜなら大人になったとき天才ではなくなることがあるとか書いてあったのを読んだ記憶があります。 その頃は、福原愛さんが天才卓球少女としてメディアに取り上げられていて、それを指していた記憶です。 確かに幼少期に天才と呼ばれた人たちの中には、 年齢を重ねるにつれ埋もれていってしまうこともあると思い。 本書では、 元・天才たちがAIレミントンの力を借りて、 もう一度自分たちの夢や目標、 成功を手にするための合宿に参加します。 借り物の才能で幸せになれるのか。 それぞれに隠された過去や秘密があり、 各々が自問自答し葛藤していくなか、 ミステリ要素もあって、 読み進める手が止まりませんでした。 各ジャンル(絵、映画、小説、音楽、料理、囲碁…)でレミントンの使い方も異なり。 テーマも素材も「今」に近いもので、旬というか。 ジャッジされる、 ジャッジするということについて 改めて考えさせられました。続きを読む
投稿日:2024.03.08
PEANUTS
1度は天才と注目されるも 今は元天才としてスランプを抱える子供たち。 過去の自分に未練がありながらも返り咲けない、 そんな中あるプロジェクトに招集され AIの力を借りることに。 AIという借り物の…才能で本当にいいのか、 自分はどうなりたいのか、本心はなんなのか、 出会った元天才達と比較してしまい感じる劣等感。 若さゆえの葛藤やAIに置き換わってしまう恐怖も 見事に描かれた青春小説。続きを読む
投稿日:2024.03.02
ぽん
高校生から感じていた自分は何者なのだろうかという漠然とした不安と、大学に入って自分は凡人でそれでも良いんだっていう納得と諦観が書き出されていて共感できた。思春期の自我の葛藤がAIも交えてよく書き出され…ている。続きを読む
投稿日:2024.02.27
ジーファー
ある場所に中高生が集められ、巨大な「何か」に対峙するというフレームは自分の好きな辻村深月さんの『かがみの孤城」を彷彿とさせた。元天才たちの葛藤とAIの不気味さが丁寧に描かれて引き込まれました。
投稿日:2024.02.23
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