【感想】江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

宮部みゆき, 諸田玲子, 西條奈加, 高瀬乃一, 三本雅彦 / 文春文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • shifu0523

    shifu0523

    【収録作品】「祭りぎらい」 西條奈加/「天下祭」 諸田玲子/「関羽の頭頂」 三本雅彦/「往来絵巻」 高瀬乃一/「氏子冥利」 宮部みゆき

    祭りをテーマにした時代小説アンソロジー。
    「天下祭」はわからないが、それ以外は、いずれもシリーズものの一篇。単行本未収録の新しい作品と思われる。
    「祭りぎらい」は「狸穴屋お始末日記」シリーズ。
    「関羽の頭頂」は「運び屋円十郎」シリーズ。
    「往来絵巻」は「貸本屋おせん」シリーズ。
    「氏子冥利」は「三島屋変調百物語」シリーズ。
    シリーズとして続いている作品ということで、さすがにどれも面白い。とはいえやっぱり、宮部みゆきは別格かな。
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    投稿日:2024.04.18

  • takep07

    takep07

    同じ祭りをテーマにしたアンソロジー。
    同じ天下祭の説明の部分を比較しても面白いです。
    もしかしたら一つの祭りに色々なエピソードが組み込まれていたのではと想像しても楽しめます。

    投稿日:2024.03.13

  • ちろる

    ちろる

    <江戸の祭り>をテーマにした時代小説アンソロジー。
    祭りぎらい西條 奈加/狸穴屋お始末日記シリーズより    
    天下祭諸田 玲子/武道の達人だった初老の男の所に押しかけてきた娘 
    関羽の頭頂三本 雅彦/運び屋円十郎シリーズより 
    往来絵巻高瀬 乃一/貸本屋おせんシリーズより 
    氏子冥利宮部 みゆき/三島屋変調百物語シリーズより
    三島屋ものは皆読んでいるが、シリーズよりの作品はやはり面白く、シリーズの他の物語も読みたくなる。職種としても興味深い狸穴屋と運び屋が良いかな。
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    投稿日:2024.03.12

  • tanaka9999

    tanaka9999

    2024年第1刷、文藝春秋の文春文庫。5編。江戸の神田明神、特に祭りを舞台にしたアンソロジー。前半4つは現在の時代小説としてよくあるタイプの話のような気がする。宮部みゆき『氏子冥利』百物語の1編らしい。この1篇だけは祭りが完全に裏の話でしかなく、神田の神の不思議な話となる。西條奈加『祭りぎらい』中盤以降の父親の動きがなんかおかしいような気が。諸田玲子『天下祭』頑固で滑稽に思われかねない主人公とそれをからかうような(意識的にではないが)孫娘。よくある構図ではあるが、それだけに面白みがある。

    掲載作:『祭りぎらい』西條奈加、『天下祭』諸田玲子、『関羽の頭頂』三本雅彦、『往来絵巻』高瀬乃一、『氏子冥利』宮部みゆき、初出:祭りぎらい「オール讀物」2023年5月号、天下祭「オール讀物」2023年5月号、関羽の頭頂 書下ろし、往来絵巻「オール讀物」2023年11月号、氏子冥利「オール讀物」2023年5月号、
    続きを読む

    投稿日:2024.03.09

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【練達のベテランから気鋭の若手まで、時代小説の粋】江戸の華〈祭り〉をテーマに人気時代小説作家が競作! 宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作など、読み応え十分のアンソロジー。

    投稿日:2023.12.15

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