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原浩 / 角川ホラー文庫 (8件のレビュー)
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あるてみす
宝石店から逃亡を図る強盗団が土砂崩れに巻き込まれたことにより、殺人と略奪を生業とする一家に襲われるホラーミステリ。 面白かったが、途中で最後の展開の予想が付いてしまった。
投稿日:2024.05.26
ただの本好き
面白かったんだけど、すごく面白かったんだけど、最後の章が蛇足というか、むしろあのラストで、ここまで引っ張ってきた勢い(←足元に溶けた鉄が沸々と熱を持ってでろろろ〜んと渦巻いてる感じ)が失速してしまった…感じ‥がしたのは私だけか? いっそばーさんがラスボスでよかったんだけどなぁ。続きを読む
投稿日:2024.05.14
kotoku4086
このレビューはネタバレを含みます
怖さは薄い…。 それより 『自身の評価は2割増し』と言うが、作中自らこそが伝承の怪異である(人ではない)と得心する者が二人も登場する。 本文でも 人間とはひとたび自分が人ならぬ、あるいは超越的な個体だと錯覚した途端、安堵し倫理を無視し欲望のまま放逸に生きるという旨のくだりがあった。 先の『2割増し』程度なら自己肯定感として実像との間に多少の乖離があっても微笑ましいが、神がかり、人ならぬ者と自らを見なすとなると醜悪に感じてしまう。 戦争起こす奴ら、人種差別を臆面もなく発言する奴ら、莫大な裏金を追求されて「記憶にありません」で言い逃れ出来ると考えている奴ら、逆恨みで大勢の命を奪っておきながら自らに発言の余地が残されているという奴…。 枚挙に暇が無い。 私は怪談、ホラー好きだが、とどのつまり鬼畜の所業で怪談を拵えているのは他ならぬ人間だ。 神ならぬ化け物として… 今は地球さえその歯牙にかけようとしている。 自身を特別な者と見做すのなら、せめてヒーローとして市井の人達を救うものであって欲しいが…。
投稿日:2024.02.09
あくら
金崎一家の屋敷にて監禁された男達。 死んだ仲間を含めると、この場には六人の男がいる。 しかし、彼らが乗ってきた車は五人乗りだった。 いつのまに一人増えたのか、そいつは一体何者なのか。 正体不明の“何か…”に怯えながらも屋敷からの脱出を試みる。 普段は怖くて読まないホラー作品も、こういうミステリー要素があると読めてしまう。続きを読む
投稿日:2024.02.03
カピバラかえる
やまのめは本当にいたのか?己が見せた幻影か?読めば読むほど想像力が掻き立てられる。人間の欲と残忍さが浮き彫りになっていくのが、怖さを増長させなんとも言えない結末に…あの金崎夫人は人間なのか?
投稿日:2024.01.14
わ!
前作がとても好きだったので読みました。 相変わらず読みやすく、少しずつ疑問が解けてゆく展開で一気に読み進めてしまいました。 理解しきれず、いくつか どういうことだったんだろう、という点は残りましたが…、最後まで読み終えた直後は心の中で「うわーーー楽しかったーー!」と叫んでいました。 明らかに奇妙で、現実にはあり得ないことが起こっているのに、なぜだか そんなことあるわけないじゃん と思わせないような空気、没入感があります。 山と街の確執、虐げられた者の報復、そして人間のもつ恐ろしさ。 普段口にすることはないような、でも潜在的に共感してしまうようなものが、物語の底にあるからかもしれませんね。 3作目も出ているとのことなので、文庫化が待ち遠しいです。続きを読む
投稿日:2024.01.11
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